都心。ちょっとした契約を済ます。
上京するとTVを観る。 新聞やラジオだけではどうしても想像が及ばなかった 「津波」というものが、やっと理解できた。 子どものころ何かの絵本で目にした「海坊主」そのものである。 山が襲ってくるようだというコメントも、やっと納得がいった。 確かに恐ろしいことだ。
100年前の津波被害の伝説に従って迅速に避難したので、 被害が著しく少なかったという島には、 既に「津波」を意味する言葉があったのだそうだ。
100年オーダーの自然災害に備えるためには、 地域文化の一部として防災意識を引き継ぐことが、 最も実効性の高い方法かもしれない。 防災施設に100年の耐久性を期待することは難しいのだから。
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