打ち合わせで外出。夕方から山の家に出かけるので、 善光寺だの新そばだので寄り道をせず、まっすぐ家に帰る。
いつの間にか家の前のケヤキの葉は黄金色である。 面倒臭そうに、少しずつ落葉している。 そのうちあきらめたように、一斉にどっと落ちるだろう。
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今年は雨ばかりで紅葉はないと思い込んでいたが、 その気になって周りの山々を見渡せば、 こんな穏やかで静かな日和と相まって本当に美しい。 経てきた季節の全てを燃やして、輝いている。
季節のクライマックスと呼ぶにふさわしい、これほど見事な秋の日を見せ付けられては、 あなた方がそこまでするのならば、もう冬になってもいいです、我慢します、 と思わざるを得ない。
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