2004年10月07日(木) |
大義書き換え上のご注意 |
来週、東京でイラク支援国会議というのが開かれるらしい。 パウエル国務長官が、支援額の早期拠出を要求しているらしい。 日本は2007年までに50億ドル、今年は15億ドルを拠出するらしい。
基金に参加していない国も多く、支援金も十分に集まっていないそうだ。 間違った戦争をしかけた張本人のアメリカが、会議を舵取りしている限り、 当たり前の話のように思う。全く笑止千万だ。
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イラクに大量破壊兵器がある、ということを大義名分にしていたのなら、 小泉首相は、早く間違っていたと表明したほうがいい。 ご自分のためである。
大量破壊兵器はなかったけれどアメリカに協力した判断は間違いがない、 という態度は、つまり、大量破壊兵器の有無とは関係のない、 別の判断基準に基づいて政策を執ったということである。それはつまるところ、 「私は、その国のトップの態度が気に入らなく、国連にも協力的でなく、 なんとなく危なそうであり、アメリカの勘にさわるような国であれば(アメリカに利益のある国であれば)、戦争に協力します」 と言っているようなものである。
「あったと思ったからこの判断は正しいと思った。」、と言った方が、 いくらかましではないだろうか。
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