浅間日記

2004年10月02日(土) アート

地域の祭りの準備をする。
注連縄(しめなわ)を張るので、その間に挟む紙を折るように、と、
家主のKさんからのお達し。家主と言えば親も同然なので、ここは素直にチャレンジする。

大量に支給された奉書紙を机に積み、同じく支給された道具でとりかかる。
指定どおりの切り込みを入れて、指定されたように折る。
よく見慣れた、あのギザギザの折り紙ができあがる。
名前さえ知らなかったが「四手(しで)」、というのらしい。

自分の折った四手で、近所に注連縄が張り巡らされる。
全く都合のいいもので、自分で作ってみたそれは、何だか
清々とした現代アート作品に見える。いいではないか、などと感心してしまう。

しかし張り終わった30分後にそれは、
折からの雨でほとんど濡れ落ちてしまうのであった。


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