ファイル交換ソフト「Winny」の開発をした 東京大学助手が逮捕。著作権法違反ほう助容疑だそうである。
今日はこのあたりをちょっと、本家には遠く及ばないけれど、 お気に入りに入れているJIRO氏風にアレンジしてみよう。
★記事1: パソコンのファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を開発し著作権の ある映画やゲームソフトなどの違法コピーを手助けしたとして、京都府警ハイ テク犯罪対策室と五条署は10日、著作権法違反ほう助容疑で東京都文京区根 津、東京大助手、金子勇容疑者(33)を逮捕した。金子容疑者の自宅など数 カ所の捜索にも着手した。東京大大学院情報理工学系研究科も近く、捜索す る。ファイル交換ソフトの開発者が逮捕されるのは国内初で、世界的にも異例 という。
「ウィニー」を巡っては、今年3月、「ウィニー」を仲介し感染するコンピュ ーターウイルスで、府警下鴨署巡査の私物パソコンから捜査書類が流出したこ とも発覚。北海道警の捜査関係書類や陸上自衛隊の訓練計画などの流出も明る みに出ている。
★コメント:ネズミ捕りを継続してやるための、それなりの覚悟はあるのかな 全世界的に進化するネットワークとかシステムというものと、旧態依然とした親方日の丸の世界はあまりにも遠すぎる。 それだから警察は、今回認識の甘い判断をし、状況も分が悪すぎる。
インターネットという人外魔境で秩序と権威を保ちたいのならば、100万人といわれるWinnyユーザーを国内外問わず一斉検挙するぐらいのことを覚悟しなければだめだ。それも次から次へと現れるこうしたソフトに対して、技術的に追随し、継続的に24時間絶え間なく取り締まっていかなければならない。
ネットの世界は絶えず変動し、スパイラルアップする。果たして警察は、こういう全体感をもって戦いに挑んでいるのか、疑問である。 メディアが既に指摘しているが、自分のところの情報を盗まれた腹いせに胴元を逮捕するような中途半端な真似をしても、それは雨後の筍のための雨を降らせるようなものだ。
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本歌取りはボロが出るのであまりやるもんじゃないと後悔。
金と権力を保持するための、違法コピー対策なんかどうでもいい。 どうせ100年もすれば消えるような、大したコンテンツじゃないんだから。
それよりも、生命倫理にかかわるDNAの違法コピーを何とかするべきだ。 こっちは金と権力を保持せんがために、歯止めがかからなくなっている。
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