まるでギャグマンガのように、 暗闇で柱に顔を、それも目玉をぶつけて、 片目が開かなくなってしまった。
深夜痛みで唸っていたら、Aが泣き始める。 「それどころじゃないんだよ!」とうずくまるも、 「そんな事態はありえない!」と却下するように、再び泣く。
ホメオパシー(逆症療法)のレメディという丸薬を試すのに 良い機会だとばかりに、適合するレメディを探す。 「角膜の擦り傷」という事例にとりあえず当てはめることにして、 「カレンデュラ」なる丸薬を舌下に服用。 10分後にまた服用。 翌朝また服用。かなり自己流だ。
本日念のため医者へ。 いかにもコンタクト専門という感じの、駅前の怪しげな眼科にて診察。 レンズの誂え客に飽き飽きしていたらしき若い医者が、 いかにも患者な私の目を、結構丁寧にみてくれた。 14インチモニターには、角膜の傷がよく映っていた。 放っておいても四・五日すれば治るとのこと。
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