昨日の日記の舌の根も乾かないうちに、単身上京。置いてきたAが気がかり。自分の不在を説明する間、Aは目を逸らし、複雑な顔をする。やや置いて、自分は大丈夫だ、というようなことを自分の言葉で言う。こういう時に働く親というのはすまなそうな顔をしてはいけない、と何かの本に書いてあったが、ちょっと自分にはできない技だ。自分を偽らず、不在を詫び、抱きしめておく。寒の戻りで、朝家を出るときは寒かった。今晩は雪になるらしい。