浅間日記

2004年02月06日(金) 能動ラッシュを浴びる

Aとすごす。

ここに連れてくると、Aは大人に囲まれてにぎやかでうれしそうだ。

子供と接する時大切なことは、受動することだと思っている。
だから自分からはあまり働きかけない。

自分から働きかけることは、衣食住関係、
それも自分でできなさそうなことだけ。
あとは上手く何かしたい気持ちを出せない時に、
それを引っ張り出す作業。
面白い遊びなんかのサービスは、もっぱら他人まかせ。
だからずぼらな母だと思われている。

Aはまだ子供なので、色んな感情を
まだ上手に出すことができない時がある。
そういう気持ちを当てていく受動的な作業が好きだ。

テレビもおもちゃも、そこらへんのかまってくれる人も、
たいていは能動的に子供に接してくる。
少しだけならとても楽しい時間だけれど、長く続くと
これは子供にとっては大変なことだと思う。
処理できないうちに、次から次へと能動ラッシュが押し寄せる。

次第に自分の気持ちがどこにあるのか、
わからなくなってしまうだろう。
いろいろな出来事に対して、
どう感じたらいいのかわからなくなってしまう。

でも面白いもんだと思ったのは、
Aは夢中になって遊んでいても、
そのうちちゃあんと、自分を受け入れてくれる人を見分けて、
その人になつくのであった。



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