衆院の動向とか、決定的にヤバイニュースのあった日だけど、 自分の一日としては何もない日。になってしまう。
暇なのでAと風呂屋にいった。 風呂場で何を思ったのか、一目散に他の女の人を追いかけていく。 いつも慎重なあの人が、すべりそうな床をものともせず、だ。 どうやら他の人を私と間違えたのらしい。
風呂場というシチュエーションではあったけど まるで「禁じられた遊び」のラストシーンみたいだった。
小さい子供が親の後を追いかける衝動は、生存本能が剥き出しだ。 それだけに、あの映画の、戦争孤児の少女が、 生きているはずのない親を追って、雑踏の中に消えていくラストシーンは悲しい。
ついこの間まで、この映画は 昔あった戦争の悲惨な話で、今は関係ないと思っていた。
でも、 今世界の何処かで実際に起きていることとか、 これから日本で起こりうる未来への、あってはならない戒めとして この映画に思いを馳せる時がくるとは思わなかった。
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