浅間日記

2004年01月23日(金) 英雄がらみの話

広中平祐氏が、レジオン・ドヌール勲章というのを受賞したらしい。
ナポレオンが創設した名誉と歴史ある賞だそう。

「数学を芸術としてとらえる文化がフランスにはある」という。
一流を極めた人による、そうしたコメントを何だか嬉しく思う。

それからもう一つ嬉しかったのは、
「一度やってみたかった」と、現在小学校で算数を教えておられるということ。

「一度やってみたかった」このコメントがいい。
数学の原点にもどるつもりで、と、
何からでも教わる姿勢を感じて敬服する。
一流ホテルの料理長が給食のおばさんになるみたいだ。


閑話休題。


社会人野球クラブを創設した野茂英雄。
彼はやはり、パイオニアワーカーだ。

こんなにも野球を愛する男が好きだ。

私は別に野球が特別好きでもないし嫌いでもないけれど、
彼の行動の原点がいつも「野球が好きだから」にある純粋さがいい。
そして誰もやっていないことを「一人で淡々と」やるところも。
そういう意味で私はイチローより野茂が好きだ。

彼の事業がどんな結果になるか何をもたらすかはわからないが、
少なくとも今の私には、彼が、渡辺という商業球界使いによって失われた
「野球を愛する心」を、人々の元にとり返してくれるヒーローに見えるのだ。

頑張れ野茂英雄!


 < 過去   INDEX  未来 >


ipa [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加