『イブの総て』 Film No. 6 ★★★★★黒白映画。昔のこの感じの映画は、今の映画と違って画面の中にあまり情報が詰め込まれていなくてシンプルで見やすい。ストーリーも1本の線の上に綺麗に沿ってる感じ。でも、あ〜、この後、どう展開していくんだろう?とか、どうやって終わるんだろ?みたいに、とても先が気になって、ぐいっと引っ張り込まれる。本当にずっと、最後どうやって終わるんだろう?と思ってたけど、すごく納得のいく、綺麗な終わり方だったと思う。綺麗にまとまり後味すっきり。それと、この時代の俳優さんたちはよく知らないけど、この配役は完璧だ!と思わされる。Anne Baxterの“天使を装ったしたたかな女”の視線が印象に残った。それにしても、この時代の女優さんたちには、本当にオーラがあって、白黒の画面でキラキラ輝いて見える。まさに銀幕の美女。マリリン・モンローがちょい役で出ているんだけれども、一際輝いてた〜。
* Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database.