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何かが溢れ出して
−−−零れそうだ。
何を感じているから
走り出したくなったり 歌いだしたくなったり
今、この感情を
自分の体の外へと
導き出したくなるのだろう。
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懐かしい話を、たくさんした。
別に図ったわけでもなく、思い出話に花が咲く。
やっぱり、この仲間は落ち着くなぁ
なんて、思ったりして。
何が楽しかったって、このメンツに逢いに行くために 学校へ行っていたようなもんだ、と 笑いながら話してた自分がいた。
いつもそうだ。
僕がいつも楽しいと感じるのは 人間だった。
一緒にいると面白くて、楽しいと感じる人たちがいるから 僕はそこを望んでいなくても、そこに居ることが出来た。
なんだかんだでグダグダ集まって話が出来る この環境が、なんだか楽しくて、好きだった。
でも、こんなのもなかなか出来なくなるんだなぁ、と 思い出話をするみんなの笑顔を見ながら、思った。
永遠の別れでもなんでもないんだけど。
そんなの、わかってるんだけど。
なんだか、寂しいって
こんな風に話してるのも 思い出になっていくんだなぁって
そう思っちゃって。
僕は、これから自身の望んだ道へと進む。
今までもそうだったけれど、少しだけ違う、道。
胸の奥のほうで、小さな声が
何度も
何度も
何かに向かって
バイバイ と 呟いている。
取り巻く環境が、変わる。
もう、アナタたちとも なかなか逢えなくなるのか。。。なんて
色々考えちゃうんだよね。
永遠に、さようならじゃないのは判ってるけどさ。
思い出になる前に
やり残した事はないかとか
色々考えちゃって
変な気分。
中学のときにも、似たような感じがしたっけな。
好きな人と、逢えなくなる感じ。
これが「切ない」ってことだって、 本当の意味で知ったっけ。
ばいばい ばいばい
僕の今まで。
僕の時間。
僕の思い出になっていくんだね。
忘れたくないなぁ。
いつだって、これは起きている現象なんだけど。
毎日は、思い出になっていっているんだけれど。
だからこそ、大事にしていかなきゃいけないんだけれど。
おかげさまで。 改めて、感じたなぁ。
なんて。
キミとの時間も アナタと過ごした時間も
思い出になっていってしまうんだね。
そこにはほんの少しだけ。。。 でもないかもしれないけど
寂しい、が含まれてる。
忘れたく、ないなぁ。
どこかに、残せたらいいのに。
文章や写真や。
音や、匂い。
感情も。
大事にしよう、ってまた思えてよかった。
キミがくれた優しさも、思い出した。
すぐ忘れちゃう、恩知らずな僕でゴメン。
此の先で待ってる未来に。
少しだけ、でもない不安を抱えているのは僕だけじゃないんだけれど。
一応、今は 区切りの時期だね。
だから、その意味で。
ばいばい。 ばいばい。
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