帰宅して認知症実母の食事を作っていたら、なぜか今日はやたらと洗面所とリビングの間をそわそわうろちょろしはじめた。 どうも彼女は私が帰宅前に失禁し、びしょぬれパンツや衣類を着替えていた模様。
そんなこたー帰宅直後からわかっている私は、予洗いと洗濯の準備だけして先に食事の準備に取りかかっていたわけだ。
だがもう執拗に洗面所を出たり入ったり洗濯機を開けたり閉めたりせわしないので、スイッチオンして洗うことにした。
実はこれ、本当はしたくないんですよ。いわゆる同時進行。 私がキッチンで手が離せないときに洗濯が終了した場合、認知症母はすぐさま洗濯機のドアをあけて、新しい汚れ物をどこからか持ってきて放り込んでしまうんですね。なんかしらんけど。
それをされるとせっかく洗濯完了したのがイチからやり直しになる。
なので洗濯と料理を同時進行できないわけで。
さすがに今日は昨日からいろいろあって疲れていたため、この認知症実母の行動にゾンビかバケモンみを感じてしまった。
私が偉いのは(頭の中でそう感じている)だけで、絶対に行動にも口にも態度にも出さないことだなと思う。自分用の夕食の揚げ餃子をつまみ食いしながら、洗面所を何度も出たり入ったり洗濯機をいじりまくる母に「洗濯物は私が干すから大丈夫よー」と優しく何度も何度も声かけしつつ、不快感から意識をそらして、菜の花だのわかめだのを無の境地でもって細かく刻んで雑炊を作る。
やがて母が仏壇の塩豆大福を気にしはじめたのでひとつあげる。 昨日は私が揚げたサーターアンダギーをおやつに出したところ、私が外の掃除をしている間に見つけ出した蜂蜜をマグカップに大量にぶちまけ、それにベタベタベトベトとつけまくって食べていた。それだけでなくステンレスタンブラーにも蜂蜜を大量に入れていた。
たぶん先にタンブラーに入れたものの、サーターアンダギーが入らなくて広口のマグカップにもう一度蜂蜜を入れたんだろな。なんでサーターアンダギーが乗っていた皿に出さないのか謎なんだけど。てか隠してた蜂蜜よく見つけたな。
というわけで、きみまろの記憶以外は認知症の症状は相も変わらず踏んだり蹴ったりな感じです。ボケてるほうは幸せだね。さすがにここ数日連チャンで異常行動してくれるため、ストレスがマグマ大使です。はよ寝よ。
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