2024年04月10日(水) |
本人は楽しいと思う。 |
オトボケ85歳母は最近よくしゃべるんだが毒舌がひどくなった。 全てテレビに向かっての毒舌なのだが、まあバカだのクズだのろくでもないだのしょーもないだの見たくないだの嫌いだのとノンストップですごい。
見たくないのにテレビを消さないしチャンネルも変えないのがまたすごい。 一時間たってテレビが自動的に消えても、またリモコンで電源を入れてボロカスに文句をつけだす。
まあ相変わらずご陽気だし、偏食だが食欲は旺盛だし、外に連れ出せば結構歩けるし、老人性鬱とかにはほど遠い感じなのでよしとする。
しゃべらずにじーっと座っておられるほうが怖いっちゃ怖いので、テレビに向かっての毒舌くらい存分に楽しんでいただきたいとは思う。
テレビへの毒舌に加えて最近めちゃくちゃ増えたのは歌。 文句言ってないときはたいてい童謡や唱歌を歌っている。
先日は「朝はどこから来るかしら〜」と長々歌っていた。 私は聞き覚えのない歌だったので、戦後の唱歌かなと聞き流していたらこれがえらい長かった。 ようやく終わりかなと思ったら同じメロディで「昼は〜」と続けてきた。
???
次は夜かなと思ったら、夜は無かった。
「ねえ、それって何て歌?」と聞くと「え?知らなーい」と言う。
タイトルが思い出せないそうだ。
「3番はないと?夜はどこから来るかしら〜って」と聞くと「あるけど、夜は覚えてなーい」と言う。
ふーん。
調べた。 昭和21年6月発売、タイトルは「朝はどこから」で、歌詞は3番の夜まであった。歌は高原列車はラララララ行くよ〜でおなじみ岡本敦郎と、童謡歌手の安西愛子。 母が7歳から8歳頃によく聞いた歌なのだろうと思う。
「うちには立派なラジオがあったからね」と言う。
さて、母が忘却している3番の「夜はどこから来るかしら〜」だか、おとぎの国ではなく楽しい家庭から来るとのこと。ちなみに朝は希望の家庭から、昼は働く家庭から来る模様。
「おはよ〜おっはーよーぅ♪」
子供の頃に覚えた歌を歌い続ける母は可愛らしい。←そのあとテレビに因縁つけまくるけどw
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