旦那の右足の親指の付け根が腫れている。 本人曰く「痛い!ついに痛風になった!」と騒ぐ。
我思う 「それ痛風じゃない気がする」
だが痛い本人は自分が行きつけの近所の内科に行くと言ってきかない。 致し方ないので連れて行く。
診察室へ入るなり「あー、痛風ですね」てな医者の声 「やっぱり」という旦那の声 「贅沢するからですよぉーw」と笑う看護婦たちの軽口 和やかな院内で、私一人がマジ顔で問う
「・・・本当に痛風だと思っていますか?」
全員一致で私に言う
「間違いありません、痛風ですね」
・・・検査しろや
旦那には、絶対にレントゲンと血液検査をしてもらうよう、朝から念を押していたのだか、どうやら医者は血液検査だけをした模様。
個人病院なので検査結果は明日しか出ない。 病院を出るが出るまで「ついに俺も痛風だ」と、まるで大人の仲間入りでもしたかのような口ぶりで足を引きずって歩く旦那を横目で見ながら、それでも私は絶対に痛風じゃないと思いながら、とりあえず痛み止めだけを処方されたので、しばらく本人が好きなようにさせておけばいいかと、それ以上口を挟むのをやめる。
翌日。
尿酸値?低いに決まってるし。 こちとら旦那の食生活も完全把握してるし血液検査のデータも20年分以上が頭に入ってますんで。
医者と看護婦曰く 「おかしいなあ」
我思う 「・・・お前らの頭がおかしいんじゃ」
久々にほんまもんの藪を見た。この病院のカモさんたちに敬礼。月曜はもう少しマシな医院に連れて行く。ちゃんと検査してからモノ言う医者んところに。
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