私が知らないうちに夫が二階の部屋の窓を開けていました。
ええ、何度いっても開けてしまうのです。 御歳を召してくるとどうしても部屋の換気のために窓を開けなくては気が済まなくなるのです。たとえ大気汚染物質PM2.5だらけのうえに湿度たっぷりじっとりしていても、高齢者にとって外気は美しき天然、外気は自然、外気は神なのです。
てか、換気したい気持ちは理解できますけれども言っときますがここは佐賀県。佐賀県です。 こんな天気のときに二階の窓を監視の目もなく無防備に長時間開け放していると、佐賀県の築20数年木造中古住宅なんかそれはもういろんなものたちが隙間から不法侵入しまくり放題なのです。
聞けば開けたのは午前中とのこと。気づいたのは3時頃だったので、既に何がしかの侵入者があるだろうことは覚悟しておりました で、先ほど二階廊下の天井の角に一匹のゴキを発見したのです 天井の角なので私の手の届くところまで追い落とさなければなりません
その前にまずは退路を断つべく各部屋のドアを閉め、息子にティッシュをとってと声をかけました
さて、これまでの展開だと
ゴキの存在を知る 夫と息子が逃げる(or遠くから見守る) 私が一人で迅速に退治
が定番だったのです
ところが ところが!!!
私は目を疑いました
一階から夫が雑巾用タオルを持ってやってきて 二階の自室から息子がティッシュ片手にあらわれて
夫が天井のゴキを叩き落とし 落ちてきたゴキを息子がティッシュで捕獲したのち握り潰し ブチッという音を確認したところで ゴミ箱へポイ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私が驚いたのは言うまでもありません
親の背中を見て育つというのはこのことでありましょうか 夫と息子は見事なまでの連携プレーでもって みごとにこの侵入者を退治したのでございます
何もできないと思っていたのに かーちゃんにまかせとけば自分たちの手を汚さずに済むし、的なスタンスを永遠に決め込むものだとばかり思っていたのに
母はいま猛烈に感動しているのであります 17年間で一番感動しているといっても過言ではありません
君はもう一人前だ!!殺虫剤などという飛び道具なしにゴキに立ち向かっていけるならば、これからは何にだって立ち向かっていける!! これからは母が君の背中を見守ろう!!さあ世界にはばたけ!!←叩き落とされたあとGも羽ばたいて彼らを驚愕させていたがwww
そして夫!!湿度の高いときむやみに二階の窓を開けてはなりませんっ!!暑かったらエアコンをつけなさいエアコンをっ!!
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