以前よりはカッカカッカしないようになったと思っている四十路ですが それでもカチンッとくることはまだまだ多く もーちょっと余裕のある人間というか うーん
鈍感? いや違う 優しい? いやいやいやいやこれも違う えーとえーと
心が広い?
...これも違う
えー
慈悲深い?
んー
ああ!
イメージ的には野村望東尼のような感じったらいいかしらん?
女傑とか菩薩とかそういう極端でなくて 志をもって夫や次の世代を生きる子らを見守り支えるような なおかつ自分はただ生活に追われるとかでなくて たおやかに且つ凛としてどんな境遇にあっても知性と誇りを損なわないような
んーーーーーーーーっ かくありたいなあーーーーーーーーーーーーっっ
そのためにもですよ たかが子供が忘れ物したぐらいで眉間にシワよせてんじゃないよってんですよね たかが嫌みなこと言われたからっていちいち同じ次元に落ちてんじゃありませんよってんですよ
人の世の理不尽さなんて数え上げたらキリがないけど それに一喜一憂するなんて 雨が降ったら嘆いて風が吹いたら愚痴って嵐が来たら怒っているような くだらなくもバカバカしいものかもしれないなと
で 息子と話し合いました
「ねえ、かーちゃんも君に対して感情的に怒るのをやめる努力するからさ、君もちょっとしたことで反抗したり文句いったりするのやめる努力していかない?お互い努力すれば、もっと効率的で楽しい時間が増えると思うんだけど」
「そうだねーー...ぼくも我儘言いすぎるもんね。かーちゃんはおこりんぼだし。がんばるよ」
「すぐには無理だろうけど、そういうふうにしようという気持ちをお互い持っていこうね。あ、でも感情的に怒るのをやめる努力をするんであって、君が悪いことをしたときは叱るからね?でも感情的に怒鳴ったりはしないけど」
「えーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっ?結局叱るのかよっっ」
「それとこれとは別だしぃ〜」
「ちぇっ、それよかとろクリプリ←グリコ・とろーりクリームプリンの略買ってくれよ」
「へいへい」
ひとりで努力するのはいやなので息子をまきこむ四十路はずるい女。
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