2008年06月20日(金) |
結婚してよかったこと。 |
息子はときどき突拍子もない質問をしてくる
「かあちゃんはとうちゃんと結婚していいことあった?」
あったよー ひとりじゃなくなったこと かーの家族ができたこと かな
「でもひとりぼっちじゃくて、家族はいたんでしょ?」
そりゃあ家族はいたけど 親や兄弟とは違うんだなこれが かーが結婚しないとかーの新しい家族はできないでしょ
好き好きになった相手どうしが ずっと一緒にいようねって約束して 新しい家族をつくるのが結婚なんだよね
「新しい家族。ぼくととーとかーだね」
そーゆーこと
「でもそういえばさ、かーはとーと時々喧嘩してたよね?最近はしてないけど、僕が幼稚園の頃、かーがお風呂場の前で座って泣いてたの覚えてるんだけど。泣いたり喧嘩しても結婚してよかった?」
んなこと覚えてなくていいよ... そりゃ喧嘩もするよ。喧嘩しないほうがおかしいんじゃない? しゅうだって仲良しの大好きな友達とだって喧嘩することあるけど、喧嘩していつのまにか仲直りして、また前より仲良しになって...っての繰り返して友達同士の絆を深めているはずだけど、どう?
「あ、そーだね。たしかにそうだ。喧嘩しても仲直りして、それでどんどん親友になるってかんじ?」
とーとかーもそうだよ 喧嘩して仲直りして喧嘩してまた仲直りして その繰り返しの積み重ねの中で 新しい家族になっていったんだとおもう そこにしゅうが生まれて 三人の三角形になったんだよ
「僕が生まれて嬉しかった?」
他になんの嬉しいことがあるってんですかw 痛かったし大変だったし重たかったし寝不足になったりしたけど 実は とーはかーに結婚申し込んだときこう言ったんだよ
(俺の子供を産んでくれ)って
とーはしゅうと会いたくて かーと結婚したんだよ
かーはとーの願いをかなえたくて とーと結婚したんだよ
しゅうがとーとかーの子として産まれるために とーとかーは出会ったんだから しゅうが生まれて嬉しくてたまらなかったのは当然でしょ
「そっかー、それで僕が神様から呼ばれたのか」
感慨深そうに呟いて目をとじると そのまま息子は眠りについて
私はゆっくり起き上がると 息子の寝顔をうらやましく思いながら 自分はここまで親に望まれて生まれたのだろうかしらと ふと疑問が頭をよぎる
いいや 望まれていようがいまいが 生まれてきて ここまで五体満足に生かされてきたことに感謝しよう
結婚してよかったこと。
夫と出会って初めて私は 自分が生まれてきたことを素直に感謝できるようになりました。
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