ネパールには 森の奥深くまで分け入り 危険を顧みず 断崖にある野生のミツバチの巣を採取する人々がいるという。
彼らこそ幻の「ハニーハンター」
...山田政雄爺さんもびっくりです。
さて 私の母が自分の先祖の墓参りに行きたいというので 久しぶりに私が自分の車で彼女を唐津のとある村へと連れていきました。
山と田んぼと川しかなくて 今じゃ民家なんか点在どころか存在してないんじゃないか?ってな感じの村であります。
その山裾にある一族の墓。
数年前にも一度、この墓の納骨口の隙間から出入りしている無数のみつばちに本家の婿養子が立ち向かい、蜂に刺されながらもなんとか骨壺のおさめられた場所にこさえられていたみつばちの巣を見事撤去することに成功したという、伝説のハニーハンターの話を聞いたところではありました。
が
今年もまたもや隙間から無数のみつばちが出入りしているではありませんか。
・・・一体全体、母の祖先は子孫に何を要求しているのでありましょうや?
「...実は先祖が全員甘党で、墓にめったに甘いものが供えられないのを不満に思い、それならば自分たちで賄おうではないかと養蜂業を?」
と 私は墓前でうっかりつぶやいてしまいましたが私の母は完全スルー。
今度は墓前に黄金糖と氷砂糖を持ってこようと思いました。 もちろん思ったのは私ひとりだけですがね。
先祖も大変です。 あの手この手で子孫に思いをアプローチしなければならないわけですからして。
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