2006年12月10日(日) |
高齢者虐待防止法ってご存じですか? |
いやはや 以前住んでいた家の隣にも一人暮らしの金ピカばーちゃんが長年不自由な暮らしをしておられたあげく、結局老人ホームへ入る決心をして施設の方に連れていかれてしまいましたが(言っときますがこのばーちゃんには同じ市内に娘がいるんですよ。ばーちゃんが倒れて救急車呼んだときすら一度顔だしたっきりでしたけどね。血のつながった娘だのに!)、こっちに越したら越したで今度はご近所に体は不自由でないし元気いっぱいだけど、どう見ても家族からネグレストされまくってる80歳代のばーちゃんですよ。
世の中一体どーなってんだ?ってな感じであります。 搾り取る金がなくなったら実の親でも無視&放置ですか。
実は 私が遠い昔のその昔、ローカル新聞社に入社したばかりの頃、読者の方々が投稿してくださる原稿をリライト(手直しのことであります)する仕事をさせていただいてたんですが、その時結構目にしていたのが、老人ホームにお住まいの方々から届く現状を嘆くお話でした。
「老人ホームにきて●年たちますが、娘が尋ねてくるのはお金が必要なときだけです。お正月もたずねてきてはくれないし、家に呼んでももらえません」
一人暮らしのご老人からもよく投稿がありました。 投稿といっても身の上話のような内容がほとんどだったりするときもありましたが、それでも内容のポイントを絞って多少の手直しをして紙面に採用すると、とても喜んでくださってわざわざ御礼のお手紙を送ってこれらたものです。
なんていいますか 日本の老人ってどうしてこんなに孤独なんでしょうか。
たかれるうちはまだおべんちゃらもお愛想も言えるんでしょうけど、たかれなくなったとたんに大半はネグレストですよ。自分の親でさえも。
いっときますけど 自分の親でさえも、ですからね。
ご近所のおばあちゃんはまだ元気だから家族のネグレクトにも抵抗して、自分のご飯は自分で用意したり、お風呂もタオルで栓をするなどして、とにかく強気で頑張ってらっしゃるご様子ですが、それにしてもあまりそういう嫌がらせがひどいとなると、これははっきり言って「高齢者虐待防止法」に基づき、通報されることとなりますからね。
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
(定義) 第二条 この法律において「高齢者」とは、六十五歳以上の者をいう。 この法律において「高齢者虐待」とは、養護者による高齢者虐待及び養介護施設従事者等による高齢者虐待をいう。 この法律において「養護者による高齢者虐待」とは、次のいずれかに該当する行為をいう。
・身体的虐待 高齢者の身体に外傷が生じたり、生じる恐れのある暴力をふるうこと。
・介護・世話の放棄(ネグレクト) 与える食事を著しく減らしたり、長時間放置して高齢者を衰弱させること。あるいは、養護者以外の同居人による虐待を放置するなど、高齢者の養護を著しく怠ること。
・心理的虐待 高齢者に対する著しい暴言や拒絶的な対応、その他、高齢者に著しい心理的外傷(トラウマ)を与える言動を行うこと。
・性的虐待 高齢者にわいせつな行為をしたり、わいせつな行為をさせること。
・経済的虐待 養護者や高齢者の親族が、その高齢者の財産を不当に処分したり、本人から不当に財産上の利益を得ること。
(養護者による高齢者虐待に係る通報等) 第七条 養護者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、当該高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は速やかに、これを市町村に通報しなければならない。
私は通報しますよ。 子供は国の宝? 何を言うか。 ろくに勉強もしないでアホ面さげて騒ぎまくってるそこらのガキのどこが国の宝かってーの。将来の穀潰しだろが。
この国を支えてきた年寄りのほうがよっぽど国の宝だっての。
「子供たちの世代が自信と誇りを持てる美しい国、日本を国民と一緒に創りあげていく決意」だとかなんとかきれいごと並べたどっかのバカボンもいたけど、ガキがのさばって年寄りが縮こまってるような今の自国の現状を、ちったー恥と思えってんだ。
というわけで 私はパワフルな年寄りになるべく今から足腰を鍛えておこうと思います。合掌。
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