結婚前に一年間だけやっていたバイト時代の仲間が数年ぶりに集まり プチ同窓会となったのは てっきり行方知れずだとばかりおもってた仲間の一人が このお盆にいきなりウチに電話してきたことが始まりでありました。
「なんしよっとー!生きとったとーっっ!?」
まさにそんな感じ。
元気そうで明るそうで でもって未だに失踪(←別に失踪してたわけじゃないけど)当時の彼と 未入籍ながらも既に事実婚状態で 彼の事業破綻後、東京で再起に向けて二人がんばってるとのこと。
彼女の一報を機に 「ちょっと、久々に集まろうよー」ってな話がとんとん拍子にすすみ 仲間のひとりのマンションで宴会となったわけで。
結婚して出戻ってきた子 略奪成功で結婚を控えた子 ひとりで店はじめて成功してる子 彼の再起に向けて共にがんばってる子
とにかく波瀾万丈なグループであります。 いわゆる彼女らは 世間でいうところの独身三十路の負け組って類なんでしょうが 私的にはちっとも負けてない組だと感じるわけでして。
なんてゆーか 人生に負けてないんですよ。 男に負けてないし、社会にも負けてない。 自分で選んで目の前の茨道開拓してってんですね。 人にはそれが「女として平凡じゃない」んだとしても 平凡な日々だけがほんまもんの幸せかっていえば 決してそーでないわけで。
人生に負けてるのが負け組。 結婚したかしてないかが勝ち負けでないし 結婚したとたん精神的、経済的に不幸になった人は山ほどいる。 全ての家庭が円満なわけなんてことも みのもんたの電話相談ネタが毎日尽きないのが物語るように 絶対ありえんやろって思う世の中。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ家庭のどこが勝ちなんだよ、と。
独身だろうが結婚してようが 自分の人生にきっちり立ち向かえない女が本当の負け組。
なんてゆーか 久々に会ってバカっ話しまくって 私たちがそれぞれ歩いた月日は それぞれに波瀾万丈で泣いたり苦しんだり笑ったりしたんだろうけど みんなくじけてないイイ顔で雁首そろえられたことが 「なんか嬉しいですよねー!」と それがみんなの感想。
どいつもこいつも転んでもただじゃ起きない面子。 それぞれの道あるいて また会おう。
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