Dynamite徒然草
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2004年03月16日(火) 一茂と兄貴がダブるとき。

長嶋茂雄が倒れて
息子・一茂が記者会見してましたね。
記者の不愉快な質問にもよく答えていたなと
カンシンしたのは私だけでしょうか。

脳卒中で倒れた直後の親について
オリンピック代表の監督はできるのかとか
貴様らこの状況理解できんのか
そーゆー次元の問題じゃねーだろ、と
てめーら親がそんな状況下になって
残した仕事の残務できるのかとか
矢継ぎ早に質問されたらムカつかねーか?と
私はキリキリとんがって見ていたわけですが
一茂、がんばって答えてました。偉いです。

長嶋、まだ意識があるようでよかったですよ。
リハビリもすぐすすめられるようなら
今後の回復も絶対違ってくると思います。
うちの父は長嶋のような脳梗塞(脳血管が詰まる)のと違い
脳内出血でしかも出血止まらず開頭手術で一命とりとめたんで
手術をしたぶんリハビリも遅れたこともあり
杖ついて歩けるようになるまでだいぶ時間がかかりました。
脳卒中はとにかく一命とりとめたら一日も早くリハビリが開始できるかどうかが
今後の生活においてはそーとー重要なんで
とにもかくにも頑張って欲しいと願うばかりです。

そーいやうちの父が倒れたとき
私と私の母はたしかに激しいショックと絶望を覚えましたが
とにかく本人の生きる力を見守るしかないと腹をくくり
目の前に残された残務整理と病院の見舞いに奔走しまくりました。
が、
兄貴はそーとーショックを受けたらしく
ただただ呆然としておりました。

息子にとって父親の喪失不安は
こんなにも衝撃的なものなのかと
いつもは気が強く一徹気質な兄貴の茫然自失ぶりを目の当たりにして
父子のつながりの強さを感じたものでした。

「男同士」という連帯ってやつは
女の私にはわからない不思議な見えない絆です。
父を喪失するかもしれないという恐怖や不安が
もう40になろうとしている男を
ここまで茫然自失とさせるわけです。

一茂の記者会見での横顔が
父の病院にかけつけたときの兄貴の横顔とダブりました。

父親と息子ってすごいですね。

長嶋、
リハビリがんばれ。
家族でがんばれ。

脳卒中で倒れた世界中の人たち
リハビリがんばれ。
希望を胸にがんばれ。


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書いてる人 : Dynamiteおかん