Dynamite徒然草
Dynamite徒然草

2001年01月30日(火) 美味三昧。

・・・目覚めれば、外は真っ白。

あれれ?

昨夜は星が出ていてきれいで、
でもって仲居さんも「明日は晴れますよ」って言ったよねぇ??


・・・そう、あたしは雨、又は雪女。

風こそ吹いてないけど、
雪はちらほら降り続く降り続く。

連泊のあたしたちは、
朝食を済ませたあと、浴衣姿でうろうろしていた。
そう、
「機会をうかがって」いるのだ。

そろそろ宿泊客もチェックアウトする頃だ。

ついにその時はきた。
あたしたち家族三人は、
初めて家族湯以外の風呂に家族で入ることに成功したのだ。

万一のことを考えて、
あたしはバスタオルを手元においておいた。

でもその心配はなかった♪

広い露天風呂はあたり一面雪景色で、
気温はちょーど0度。
湯気はもうもうと立ちこめて、
あー、この風呂もって帰りてーーーーーー!と、叫びたくなるほどだった。

大旦那はついに泳ぎ出すし、(元水泳部)
あたしは伊豆の踊り子ごっこはじめるし、
誰かが見てたら「いかれた家族」と思われとったに違いない。うん。

さて、
連泊で問題なのは昼飯だ。
しかしこの雪の中、どーすればと思った。

宿を出て右へ行けば山を下る、
左へいけば山を登る。

誰もがこの状況なら右を選ぶはず。
だがうちの大旦那は無謀にも左を選んだ。
車を走らせること三分、
彼はあっさりとUターンした。

よしよし、こんなとこで冒険してもしょーがない。人生は大切にしよう。

そして車は一路、小国市街へ。

観光地図をみていると、
蕎麦の店がいくつか書いてある。
蕎麦好きの大旦那はとーぜん「行こうっ」と言い出した。
言い出したのはいーが、
この道はどーも国道とか県道ではない様子。

・・・迷子になった。

道行くおばちゃんにたずね、
ガソリンスタンドのにーちゃんにたずね、
見つけた細い道を「真っ直ぐ」いけばいいとわかった。
まっすぐ行った。
行った。
行った。

・・・・まだ行くと?


あ、看板発見!!
「あと二キロ」

おー・・・。

なんかくねくねした山道をゆく。

あったーーーーーーーー!
地図に書いてある蕎麦屋だーーーーー!

「本日は終了しました」

・・・もしもし、まだ二時前なんですけど。

少し戻ったとこに、
これまた地図に載ってる蕎麦屋があった。
営業してるので、はいった。

なんかいーかんじっ♪
古い民家っぽくて風情あるある。

メニューはいろいろあったが、
おばちゃんおすすめの「そばづくし」にした。
ざるそば、マイタケの天ぷら、
次に温かいおそば、
最後にそばアイスクリーム。
お茶はもちろん「そば茶」だった。

うーん、おいしすぎるぅ〜( ̄¬ ̄*)

大旦那はさっそくそば茶を買っていた。
これ、このままボリボリ食べても香ばしくておいしいそうだ♪

・・・食っちゃおっと。

あ、お茶漬けのアラレにしてもいーかも??


蕎麦も食ったので、
帰ろうかと思ったが、
だんだん天気も良くなって晴れ間が広がってるし、
この店からだと阿蘇を一望できる「大観望」まで12キロほどだったので、
ここは一つ、雄大な阿蘇の雪景色でも眺めるかっつーことで、ゴーゴー!!

たどりついた大観望の展望台駐車場には車が一台しかなく、
それも売店に用事のある業者らしき車。
どーもこんな雪の日に観光にきやがった大馬鹿野郎はあたしたちだけのようだった。

それでも白冠を戴いた阿蘇五岳の姿は美しく、
親子三人大はしゃぎしたあげく、
林家ペーパー夫妻のように写真を撮りまくった。

少し離れたところの雪は、
くるぶしまですっぽり埋まるほどの積雪で、
これにはすっかり「犬は喜び」状態になるおかんの図。

ひとしきり騒いでいると、
大型バスが到着。
どーやら強行軍ツアーらしい。
昼間から赤い顔したおやじ様ご一行だった。
彼らは大観望と書いてある板のところで、
ツアコンにせかされ無理矢理記念写真を撮られていた。

その後は景色をみることもなく、
彼らは売店で「酒のつまみ」を物色していた。

車内での飲酒は回るのよねぇ〜。

ちょっとうらやましい気がした。
バスツアーのメリットは移動中の飲酒。これである。

それはさておき、
あたしたちはしばらくここで遊んでいたが、
そろそろ帰ろうかということになった。
冷えた身体を温めてくれる温泉が恋しくなったのだ。

ふと空をみた。
なんか一部、暗雲が・・・

とおもったらさっとあたりが薄暗くなった。
これはやばい!!
一目散に山を下りた。

小国まできて、
やっと暗雲から逃れることができた。
ホッ。

さて、と

コンビニで酒でも買ってくか〜!!

黒川の手前でみつけた酒のあるコンビニで、
マグナムドライと地ビールとつまみを買い込み、旅館へ戻る。

さー風呂風呂っっ♪
頭から湯気がでそーなほどに湯につかり、
夕食までの数時間、
風呂上がりのビールを満喫する。

息子は風呂上がりの小国ジャージー牛乳だ。

しばらく酔いつぶれて横になってのち、
夕食ですよーと仲居さん呼びに来る。

夕食は昨日とはまた違った趣向で、
ステーキだの鯛の兜煮だの、ふぐ刺しだのと、
満足この上ないおもてなし☆

なんかいい宿を見つけたなーって感じで、
この夜もすっかり酔いつぶれて眠りにつくのでした。


・・・さあ、明日の天気は?


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書いてる人 : Dynamiteおかん