**裏ねこ雑記**
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2005年04月23日(土) 曇り時々晴れ、一時雪、ところにより吹雪3

朝起きたら窓の外は真っ白で、
眼下にみえる私達のレンタカーのフロントガラスも雪で覆われていて
慌てたのは後部座席組みより運転手組みか?!

旭川までの道央道は大丈夫かしら?
この雪で通行止めになってるところが絶対にあるはず。
坂道なんて怖くて通れないわ、
一分でも早くここを発たなければ飛行機の時間に間に合わないかもしれない。

このような焦った思いでバタバタとチェックアウト。
フロントの方におそる、おそる道央道の事を伺ったのに、
「は?」って返事で
「何いっとんの、あんたら・・・」ってな感じでしょうか?

「大丈夫ですよ、タイヤはスタットレスですよね、
何も問題ありません。
雪が降っていても道路に凍結はありませんし、
ただシャーベット状になっているだけですから。」
「あの、美瑛のパッチワークの丘に行きたいんですけど、
田舎道だから、雪で入れないとか、危険とか、あるのでしょうか?」
「平気ですよ。全然大丈夫です。」と一笑に付されてしまった訳です。

落ち着いて考えてみたら当たり前ですよね。
ここは北海道、こんな雪ぐらいで通行止めだったら
冬の間、北海道自体が機能できないんじゃないですか、ねぇ。

そうは言われても不安で仕方ない運転手組み。
早く発つには越した事ないと出発。
おかげでプリンスホテルのパン屋さんで
焼きたてのパンを楽しみながらの朝食を諦めました。
だって、営業時間前なんだもの。

雪は降っているものの、道には全然積もらなくて
おまけに極端に振っている場所と晴れている場所がランダムに現れる。

幸い時間だけはたっぷりあったので、
美瑛の丘を思う存分走り迷う事ができました。
茶色と白と灰色だけの色彩ではあったけど、
目の前に平がる丘陵地帯の風景に感激の声を上げたり、
道の真ん中に車を止めて
寒さに震えながら記念写真を撮ったり、
4人のおばさん達は少女の頃に帰っておおはしゃぎです。
シーズンオフで人が全くいなかったので
それも許される事だと思っています。はい。

ただひとつ、北の冬時間で営業は11時からなんですよね。
何処へ行っても開いていない(-_-;)
せっかくナビのお姉さんが機嫌よく見つけてくれた
美瑛の野菜を使ったレストランも
営業前でならば10時から営業してる店を見つけようとしたけど
目的地が近すぎてお姉さんは案内をここでも拒否。

で、町角にあった交番へお店の所在地を聞きに飛び込みました。
夜勤明けのような赤い目をしたおまわりさんは
旅行者のおばさんにも親切に接してくださいました。
近所にある美味しいお店として教えてくださった店は
ちょっと遠いので私が敬遠した「歩人(ほびっと)」です。
一緒に聞きに入った友人はそのお店が気になっていたらしく
飛び上がらんばかりの喜びよう。
「そんなに行きたかったのかぁ〜」
と言う事で、おまわりさんに教えていただいた「歩人」を目指します。
ナビより交番。

真っ直ぐな道を走って々15分あまり。
赤い屋根の可愛いお店がみつかりました。
雪が降る中で林をバックに立つそのお店は
まるで物語の中に出てくるお店のようです。

この「歩人」のウリは自家製のハム・ソーセージ。
4人であれこれお腹一杯食べて、おまけにビールはエビスで
だけど、それで合計3000円もしないなんてビックリ!
自家製のソーセージ等はお持ち帰りも可能で
私達もお土産にたくさん購入しました。
入り口には紀宮様の写真もあり、
お友達と一緒に来店された時のものだそうです。

再びたっぷり美瑛の丘を走って、
次の目的は旭川にラーメンを食べに行く事。

駅前にある「青葉」は簡単に見つかりました。
少食の運転手組みは一杯を二人で分け合い、
後の二人はおのおのが一人分を軽く完食(^^)
数年前に食べた「蜂屋」のラーメンも美味しかったけど、
ここもとても美味しいです。
次回はどの店にしようかお腹一杯のまま考えました。

後は空港近くにあるレンタカーのお店に車を返すだけ。
99%完璧だったこの旅行に皆大満足です。
旭山動物園が閉園期間で残念だったけど、
それがなかったから思う存分ゆっくり迷う事もできた美瑛。

だけど、次回は動物園は外せない。
初夏のパッチワークの丘だって見てみたいし、
おばさん達の夢は広がるばかりです。






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