ほっこり日記
ふー



 今日も遅くなってしまった

毎日遅くなる。これは受けて立たねばという思いがあるからなのだが。

さすがにしんどい。

でも、今のうちにいろんなことを吸収しておかないとと思う。

今年は、まだ一年目だからいいのだけど、一ヶ月もすれば

私より先輩の後輩が入ってくる。もちろん上司だけど。

先輩のGさんと後輩のYさんが異動になってそれでおしまいじゃないかと

言われたけど、本当にそうかなあ・

S君が、もう出たいっていってるような気がする。

となりの課には彼が異動するんじゃないかな。

補助金のこともやるようになると、本当に大変なんだけど。

まあ、今は下馬評が出回る時期だからどうでもいいけどね。

私だって文句たらたらで来て、ある程度はやったけど

なかなかこの次がね。

まあ、仕方ないね。仕事だからさ。

ありがたいよ。仕事があるだけ。




ただ、疲れた。



そう、この一年、触れなかったのが不思議だけど、窓口職場から

別の職場に異動したのでした。

楽なんだけど、孤独つーか。

毎日、遅くなるのは、その孤独をあと一ヶ月で一人で担うことになる

その焦りからなのだ〜〜〜



父は落ち着いたけど、事故前の父ではない。

一人でどこにでも出かけていたあの自由は、もうない。

死ぬまで。もう。


それでも、あの病院で錯乱状態になって

デパケンだのヒルナミンだのかまされて本当にこのまま

廃人になるんじゃないかと思ったあの日のことは忘れない。

体を完全に前屈させて意識が無いんじゃないかと思う父を

外泊のために連れて帰るとき、私一人では抱えられないのに

誰も送ってくれなくて、それが悔しくて

エレベータの中で帰りたいやろ?な?って問いかけたら、

体の動かない父が、「うん」といった。

悔しくて涙が出た。

守衛室の前に止めた車に、体に力の入らない父を

よいしょっと押し上げて、「家に帰りたいんなら自分で上がってや」

と声をかけると、がんばって這い上がった。


私はこの父のために何でもしようと思ったし、

父の回復振りに加害者への憎しみを忘れそうになったときは


このことをばねにするぞと、自分に誓う。


あのときの悔しさは、誰にもいえない。


私は父をひどい目に合わせた。


自分の偏見で精神科に入れることをしなかった自分を悔やんだ。


とんでもない病院にいれてひどい目にあわせてしまった。


病院の能力を超える看護を要求して、看護スタッフに迷惑をかけた。


何より、父をひどい目に合わせてしまった。




今後もいろんな人に会うだろう。

自死念慮の強い人とか、うつの人とか。

でも、本当に治りたいんなら、自分に合った病院を、主治医を

探さなくてはならない。できれば本人が。


私は、そのきっかけを作る程度にしか関われないだろうけど

それでも一人でも助かってほしい。


あなたのせいじゃない、あなたは悪くない。


そしてそれは病気なんだから治るんだ。


治りたいか?


家に帰りたいか?


大事なのは、yesの問いを発し続けることなんじゃないか。


ひな祭りの日に、そう思った。



















2010年03月03日(水)
初日 最新 目次 MAIL