ほっこり日記
ふー
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小さな町をたずねて
昔すんでいたところの最寄の駅からたった一つ、
向こうの駅に行ってみた。
歩いて。
一駅分を歩いたわけだが、かなりの距離があった。
というか。。。
初めてだから長く感じたのかもしれない。
でもそれは、こちらに引っ越してきてからかれこれ
30年以上たつのに初めて訪れた。
ひとつ前の駅から歩いて、田んぼの中の道を抜けていくと
古い、さびれた町があった。
さびれていても少しも隙のない町で外部からの好奇を
遠ざけているような凛とした佇まいの町並みだった。
古い町並みに人影はない。
いかにもなまなざしを町のあちこちに投げかけて歩く私は
薄く開けられた窓の向こうから本当は見られてたんじゃ
ないかな・・・なんて思ったりもする。
でも、古い壁にツタが這っていて柔らかい表情を見せている。
きっとよそ者が通り過ぎるのをじっと待っているのだろうな。
ああ、通り過ぎるだけだよ、安心してね・・・
こういう土管使ってるんだ。うれしかった。
変なものに見えるかもしれないけど、土管の素材が他のものに
取って代わられる前のものだ。
古い焼き物がまだ使われているのは、いい風景だ。
今日は、いいお天気だったけど
風を受けて歩き続けたからお疲れ様。
2006年10月15日(日)
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