今年の主人の夏休みは、1週間ほど。例年に比べて永かった。 前半は私の実家に行き、後半は主人の実家方面に行って墓参りでもというつもりだったのだが主人の気分が乗らず、後半は家でゴロゴロしながら主人は合間を見て仕事場に顔を出すという過ごし方になった。
実家には妹夫婦も来ていたので、甥っ子を主人に弟子入りさせるチャンスと思ったのだが、人見知りが始まってしまった甥っ子は主人に懐かず、入門拒否と言う残念な結果であった。 甥っ子を主人に手渡そうとすると、主人の顎を押しのけて泣いて嫌がるのだ。これではどうにもならない。 機嫌のいい時はニッコリ笑いかけて、腕をぺしぺし叩く事もあったが、主人は一度も抱っこさせて貰えなかった。 逆に、甥っ子が大好きなのは、祖父である私の父親だ。新生児の頃から慣れているせいもあるのだろうが、祖父ちゃん大好きっ子である。 父が仕事から帰宅すると、抱っこしてとばかりに高速ハイハイで歩み寄る。ああよしよし〜と父が抱き上げようとしたところを「駄目よ、手を洗ってからね」と私の母に中断され、父が背を向けて洗面所に向かうと泣く。よくも邪魔したなとばかりに母を睨み付けて泣く。 明らかに、祖母より祖父の方が大好きなので、 「何なのよあの子は! お祖父ちゃんなんておしめも替えてくれないのに!」 と母は怒っていた。まあ気持ちは理解出来る。
今回も、お盆で里帰りしていた私の幼馴染が遊びに来て、沢山のお下がりをくれた。 ケチで荷物を増やしたがらない妹が決して自分では買わないであろう育児グッズや玩具や、可愛らしい服などを山ほど。 甥っ子は新しい玩具が気に入ったようで、早速ガチャガチャと音を立てて遊んでいた。 買ったら大層な金額になると思うので、翌日改めて妹と一緒に追加のお土産を持って彼女の実家を訪問したら、また大量に追加のお下がりを貰ってしまうという。しかもおうちに上がってお茶とお菓子まで頂いてしまうという。 おじさんが、これも持ってけ!と赤ん坊より遥かに大きな縫い包みを下さりそうになったが、こんな古いのなんてダニの巣窟だしゴミになるから駄目だよ!と幼馴染が全力で止めてくれた。 あれはあれで楽しそうだが、確かに貰ったら持て余すだろうなと思ったので、残念な気はしたが同時にほっとしたのも否めない。 久し振りに幼馴染とその両親に会えたし、私にとっては良い夏休みであった。 帰りの高速で、珍しく渋滞に巻き込まれた以外は。直前に立ち寄ったSAでトイレに行ってて良かったと心底思った。
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