| 2014年03月22日(土) |
浦和レッズ横断幕問題の不思議 |
浦和レッズの応援団が「JAPANESE ONLY」という横断幕を掲げたのは人種差別的行為であると判断され、罰則として次回の試合を無観客試合とする措置がとられるらしい。 普通に「日本語だけで」という意味だと思ったが、違うのか。
まず不思議に思うのは、今回の騒動の背景が全く報道されていない点である。 横断幕が掲げられたのは事実のようだが、そこに至る経緯がすっぽりと抜け落ちているのだ。 何かの意図ときっかけがあって掲げられたに違いないのだが、「“JAPANESE ONLY”=人種差別であり、差別は悪い事だ」ばかりが報じられている。 横断幕を掲げた本人を突き止め、何故そのような行動に至ったのかを聞き出すのが、報道に携わる者の勤めではないのだろうか。 世の様々な事件については、「早く動機を解明して欲しいですね」などと言うくせに、今回だけは動機の「ど」の字も出て来ないのが実に不自然で、何やら恣意的なものを感じてしまうのである。
スポーツに明るくない私には、無観客試合というのが、チームに対する罰則なのか、それとも応援団や観客に対する連帯責任的罰則なのかすら、よくわからない。 歓声が無い分静かになるから試合に集中出来るんじゃないのとも思うが、逆に歓声が無いと盛り上がらないのか、スポーツを嗜まない自分には、やはりわからない。 しかし、客が入らないという事は入場券が売れずに金にならないのだから、チームにとっては経済的損失になる訳か。 勝手に横断幕を掲げたのは応援団なのだから、チームにはとんだとばっちりのような気がするが、どうやら応援団を管理し切れなかったチームに責任があると看做されるようである。 しかしその応援団というのも、チームお抱えという訳ではなく、市民が勝手に応援を買って出て立ち上げたのだから、応援して貰う立場からしたら、チームとしてはあまり応援団に対して強気に出られないのではないだろうか。 その管理までチームの責任と断じてしまうのは、些か無理があるように思う。
そしてFIFAの態度。 人種差別を許さないと言っている割には、その時々によって対応に差があるように思うのだが。 カネか、結局はカネなのか。
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