大雪の予報は出ていたのだが、キャンセルするほどの事でも無いかと思ったので、土曜には足をのばして、予定通りに妹と1泊して来た。 帰りはモサモサの雪景色で、この辺りでは珍しいと地元の人は言っていたが、雪国出身の我々からすると、普通にいつもの冬だよね、という感じ。 しかし雪に不慣れな自治体は、雪かきの初動が悪いね! 大きい国道ですら、道が轍でガタガタだった。 市民が起き出す前の、4時か5時には除雪車を出動させないと。朝方には降り止んでいたのだから、除雪には絶好のタイミングだったろうにと思うと、担当者は馬鹿じゃないの?とイラついた。 この程度で交通が麻痺するとか、東京の真似なの? 何を都会ぶってんの?
高速道路は封鎖されたものの、鉄道は遅れながらも一部動いていたので、電車で帰宅した。 最寄り駅も、モサモサと雪の中だった。 道路脇に寄せられた雪が、歩道と車道の間に壁を作っている。 この辺りは寒いけれど、いつもの冬ならここまで降らないので、地元民には珍しいようだ。 ただいまーと玄関のドアを開けたら、いい匂いがした。主人がパンを焼いてくれていたのだ。 凄い雪だったろう、と言うので、まあ普通だよね、と答えておいた。 そりゃここいらの平地民にしたら大雪なんだろうけれど、私にしてみればちっとも珍しくない。
玄関までの外廊下に道が付いていたが、主人が外に出た気配は無いし、そもそもそんなまめな事をする人ではない。 後で買い物に出る時に、同じ階の住民に会ったので訊いてみたら、その方が付けて下さったとの事。やっぱり! ここはあんまり降らないって聞いていたのに、これじゃあ以前住んでいた上越と変わらないわ〜と笑っていらした。 雪かきのお礼にパンでも……と思ったが、残念ながら本日の主人のパンは失敗だったので、次回作に期待。
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