天上天下唯我独尊

2013年09月22日(日) まめブーイング

「あまちゃん」の放送も、残すところあと1週間。
このドラマのお蔭で、今年の北三陸は、開闢以来の賑わいだった事であろう。
私は、まめぶ三兄弟(正式名称不明)のステッカーが欲しいんだけれど!
しかし、まめぶ汁はレトルトながら手に入った。
1人分で肝心のまめぶはたった3個、汁付きで630円もする、高級食品である。
一杯のかけそば宜しく、主人と食べてみた。
えーと、何と言うか。
「実に微妙な味付けだな……」
と、主人が的確に表してくれた。
「まめぶって黒砂糖が入っているのか。胡桃の存在感もあんまり無いけれど、ほんのり甘いな。しっかし、この汁の味がなあ。ぼんやりし過ぎなんだよ」
「いや、寧ろそれが田舎っぽくて良いと言う事は無いかしら……無いわね。もう少し味付けを工夫すれば、630円の価値もあったかも知れないのに」
と私が言うと、主人が目を剥いた。
「630円もするの!? こんなのが?」
「うん。よっぽど高級な原材料を使っているのねえ」
いやーそれはナイナイ……という主人の全否定を聞きながら、ネットで検索してみると、楽天で何と同じ物が660円、税込み693円という高額で売られていた。
しかも送料別で売り切れ。どんだけボったんだよこの業者……。
「この内容と価格でリピートしようって人はいないから、この業者は売り切って正解だったね。ドラマが終わる前にさっさと売り切らないと、不良在庫化するぞ。調子に乗って作り続けたら馬鹿を見るだけだ。
まあ、その引き際を弁えられない頭の悪さが、田舎の過疎化の一因だったりするんだけれどな」
まあねえ、観光客を呼べたのも、NHKとクドカンのお蔭だもんねえ。完全な他力本願だもの。
ここからこのブームをどう生かして行くかが問題なのよね。

因みに、冷凍まめぶなるものもあるらしい。
こちらはレトルトよりお得で、10個で550円。
但し、汁は付いていないので、自力で味を調えないといけない。
すっかり久慈名物みたいになっちゃっているけれど、本当は久慈じゃなくて山形村のものらしいね。山形は怒っていいよ。
でもやっぱり、岩手の名物は、盛岡のじゃじゃ麺だと思う。
わんこ蕎麦より冷麺よりじゃじゃ麺! じゃじゃ最高!
また送って貰おうっと♪


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