2013年08月01日(木) |
トラブルの芽は早めに摘み取ろう |
土屋アンナが舞台稽古をすっぽかして、主催者側から公演中止の損害賠償3000万円を請求をされたという話。 主催者と主演女優土屋アンナの問題かと思ったら、原作者まで登場して、事態は紛糾……と思ったが、そもそもは主催者と原作者の問題だったようである。 これまでの話を大雑把に纏めると、
原作者の本に目を留めた主催者が、舞台化の話を持ちかける→原作者、取り敢えずOK→脚本を読んだ原作者「原作と話が違う!」→土屋アンナに直訴
という事で、どうやら土屋アンナは巻き込まれた模様である。 ここで不思議なのは、何故原作者は不満を主催者側ではなく、主演女優に訴えたのか。 そして、原作者の弁護士と言うのは本当に原作者の雇った弁護士なのか、という事。 まず、原作者は不満があれば主催者にぶつけるべきだったし、相談された土屋アンナは、勝手な判断で稽古を休むべきではなかった。事務所か顧問弁護士に相談して、自分に火の粉がかからないようにするべきで、彼女の行動は男気溢れるものではあったが、軽率に過ぎた。 そして、原作者の弁護士というのが本当に彼女の雇った弁護士であれば、舞台化の話に同意している等と言う訳がない。 もしかすると、出版社の顧問弁護士なのではないかと思うのだ。それなら原作者の意に反して、主催者側と同様の事を言うのも、頷ける。 あの主催者が胡散臭いのは否定しないが、何と言うか、登場人物が揃いも揃って残念な感じである事もまた、否めないのである。
現代日本は法治国家であり、契約社会である。 我々一般人は法律をよく知らない。 だから弁護士に頼む事に腰が引けてしまうものだが、弁護士達は異口同音にこう言う。 もう少し早く、事態がここまで拗れる前に来てくれれば良かったのに、と。 医者と同じだな。早期発見・早期治療が、何事においても大事だという話である。
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