天上天下唯我独尊

2012年04月27日(金) 個人情報漏洩

京都府亀岡市の未成年による無免許&居眠り暴走事故で、死亡者の携帯電話に加害者の親から電話がかかってくるという怪奇現象が!
何で番号知っているの……?と思ったら、被害児童達の学校関係者と警察が、被害者達の個人情報を加害者側に漏らしていたそうで。
学校にしろ警察にしろ普段から個人情報の管理には厳しい筈なのだが、そこに勤務する人間しかも複数人がそれぞれに情報を外部に渡してしまうなんて、その認識の甘さには驚きを通り越して呆れてしまった。
特に、電話番号を渡したという教頭、こいつには減俸ぐらいしないと。
幾ら元教え子にだって、普通はそんな情報渡さないぞ。
警察の方は、口頭で被害者氏名を教えただけと言うが、それが本当だとしても、警察と加害者家族との間に一体どういう繋がりがあるのだろう、と変に勘繰りたくもなるというものだ。
加害者側にそんな情報を易々と渡してしまえるだけの何かが、例えば力関係とか知り合いだったとか、そういうのを邪推してしまう。
そして仮令部下が勝手にやった事でも、「現場は一生懸命やっているんです」なんて弁解染みた台詞は、謝罪の場では口が裂けても言ってはならない。
幾ら土下座しようが、本心では自分が悪かったなんて思っていないというのが、あの一言で明らかになった。
情報を漏らした本人を連れて来て頭を下げさせた上でその一言なら、まだ理解出来る。
でもね、仕事なのだから全力で解決に当たるのは当然なんだけれど。
というか犯人は現行犯で捕まっているのだから、解決もクソも無いのだけれど。
遺族は怒って当然だと思うよ。

加害者の親として被害者達に謝りたいという思いは当然であると、被害死亡者の携帯に電話をかけた父親を擁護する人々もいる。
しかしそれは、早く謝って早く自分がすっきりしたいというエゴである。まず優先されるのは、加害者ではなく被害者の気持ちであるべきだ。
本当に謝罪したいのなら、ちゃんと弁護士を入れるべきだと思う。
というか、今までちゃんと自分の子供を教育しなかったからこんな事になったのでは……?


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