天上天下唯我独尊

2012年03月28日(水) 恐怖映像判定機

銭金スペシャルを見るつもりだったが、19時になったら、TVのチャンネルが自動的に恐怖映像番組に切り替わった。
数日前に予告を見た主人が、シオンが見たかろうと、見るだけ予約をしてくれていたのだ。
銭金は録画して、2人で恐怖映像を堪能する事にした。

こういう時、主人はとても便利だ。
本物の映像には体が反応する。鳥肌が立つのだ。
1番凄かったのは、タクシーの後部座席に向けられた車載カメラ。
高速道路を走るタクシーの後ろの硝子に、外側から何かが手を伸ばして貼り付いて、ズルリと道路に滑り落ちていく動画だったが、主人はこれが1番怖かったと言う。

番組では、映像集の他に、タレントが心霊スポットに出張して恐怖映像を撮るというコーナーがあった。
同伴の霊能者は、毎度御馴染みの小林氏。
この人って、これ以上はヤバいとなると、いつも「帰りましょう」で、霊能力は見せてくれない駄目霊能者だったよな……と思ったら、今回も例に漏れず同じパターンであった。
視る事は出来るが、何も出来ない人なのだろう。本当に除霊出来るのかも疑問である。
多分、力のある霊能者は、わざわざ霊を怒らせるような事には絶対に加担しないから、力の無い人にこういう仕事が回って来るのだろう。
そしてこの手の番組を見ると毎度毎度思うのだが、いい加減、こういうの止めろよ!!
TVでは「イジメかっこわるい」とか言うくせに、若手タレント虐め以外の何者でもない。
企画した奴も、面白半分で心霊スポットに肝試しに出掛ける一般人も、纏めて呪われろと思う。

もう1つ、一般人のお悩みを解決しようというコーナーもあった。
老親と暮らす40歳代の独身男性が、寝室にしている部屋で霊現象が起こると相談するのだが、四方八方に色んなお札がペタペタと貼られている部屋を一目見たうちの主人、
「これは駄目だろ……自分で霊の逃げ道をお札で塞いじゃってるんだから」
と、そのすぐ後に出て来た霊能者のコメントと、全く同じ事を言っていた。
この人、今の仕事を辞めても、霊能者として食べて行けるんじゃないの?と思ったが、
「でも僕、除霊は出来ないから。さっきの小林さんと同じレベルだよ。しかも怖い所には行きたくないから、ああいう仕事も出来ないよ★」
どうやら、それで食べて行けるレベルでもないらしい。残念だ。
で、相談者は案の定、お札を全部剥がせ!と言われたにも拘らず、後日再びペタペタと貼り直していた……やはり霊障が続いて眠れないから、と。
馬鹿じゃね?
もう一生祟られてろよ、と、全く同情出来ない話であった。

オセロ中島騒動のせいで、心霊ものは叩かれる傾向にあるけれど、こういう番組はやっぱり消えないで欲しいなと思う。
だって好きなんだもん♪


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