主人の父から電話があった。 我が家は父の日も母の日も誕生日も全てスルーする代わりに、2人纏めて年に1度バレンタインのチョコを送るのだが、先日手配しておいたそれが本日届いたとの事。 「ありがとうな。でも、食べるの勿体無くて……」 電話の向こうで、義父は何故か申し訳無さそうに礼を言った。 昨年は主人のチョイスで、発掘チョコにしたのだが、義父は「途中で面倒になってなあ、そのまま食べちゃった」と言い、主人が肩透かしを食らっていた。 「何だよー、折角選んだのに。僕が発掘したかったよ」って、自分が欲しい物を相手に贈るという、何かの心理学か。じゃあ自分で買えよ! そして今年は主人に相談して、ネットで見付けた可愛い動物チョコにした。 味見はしていないが、東京の有名点なら味は大丈夫だろうと思い、店から直接送って貰うようにしていたのだ。 「お義父さんは可愛いのがお好きだと聞いていましたから。お口に合うといいのですが。お義母さんとお2人で、どうぞ御賞味下さいね」 「うん、凄く可愛かった。でも可愛くて、食べちゃうのが勿体無くてなあ……」 と義父がもしょもしょと言うのが主人とそっくりで、思わず笑ってしまった。 味が落ちる前に食べて下さいね、と念を押しておいたが、あの人が可愛いのは、父親譲りだったのか。 新たな発見であった。
主人には昨日、コンビニで見付けた可愛い小袋を渡した。 たった1日を待てない私。 だってリラックマがあまりにも可愛かったのだもの……! おまけ(というか私としてはこちらがメイン)のキイロイトリのストラップは、私の物になった。 本当は主人に持たせたかったのだが、あれこれぶら下げるのが好きではないらしい。可愛いのに。 それだけではなんなので、本日地元の菓子店で、ちゃんとしたのを買って来て渡した。 勿論私もご相伴に預かる訳だが。
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