2012年01月22日(日) |
独墺の大晦日はいいなあ |
今回の「プレミアムシアター」は、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートと、歌劇「こうもり」@ウィーン国立歌劇場の2本立て。 私の目的は当然ジルベスターだったのだが、1つの番組として扱われていたので「こうもり」も録画されていた。 折角なので観てみたが、案外面白いね! オペラのストーリーって大抵、それどうなのさ……という微妙なものが多いように思うが、これも例に漏れず、なんか微妙であった。 それでも面白いと思えたのは、歌が良かったのか演出が良かったのか。 所々に鏤められた小ネタが私好みだったというのもある。 出演者もきっと良かったのだろう。 オペラ歌手の事は全く判らないが、あの人達って、歌だけじゃなくて演技もしないといけないから、普通の楽器奏者よりよっぽど大変だと思う。 特に、第3幕の看守が最高だった。この人は宣言通り、全く歌わなかったけれど。どうやら本業の役者さんらしい。 これって脚本? 演出? それともアドリブ? 主役より多く、拍手喝采を浴びていた。 この看守だけでも、観て良かったと思った。 喜歌劇というか、もう普通にコメディ。 いやー楽しかったわ。
で、メインのジルベスター。 これは既にネットで見ていたのだが、鮮明な大画面(当社比)で見ると、更に良い。 先日のシドニー響とは大違いで、ソリストとの息も合っていた。 1楽章の後で大きな拍手が鳴っていたのには一寸驚いたが、まあ大晦日のお祭り気分でこういうのもありなのかと。 ただ、ソリストにはもう少し体を絞って頂きたく。天使のような美少年が今では恰幅の良いオッサンになってしまって、ファンとしてはただただ残念である。 見た目もさる事ながら、健康面も心配なのだ。健康で長生きして、もっと沢山の曲を弾いて欲しい。 しかしうっかり、DRモードにし忘れて、いつものHXで録画してしまった間抜けな私。 永久保存版にしたいので、もっかい放送してくれないかな、NHK……。
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