天上天下唯我独尊

2011年10月29日(土) 悪夫は百年の飢饉

初回を見逃してしまったものの、NHK連続テレビ小説「カーネーション」を欠かさず見ている。
こんなに続きが楽しみなドラマは久し振りだ。
日曜日をすっ飛ばして月曜日が待ち遠しく思えるって、かなり凄い事では無いだろうか。

ただ、あのお父ちゃんはイヤ……。
不思議な事に、世間的には人気があるみたいだが。
そりゃあキャラとしては面白いかも知れないが、子供として、あんな父親、普通に嫌だと思う。
うちの父もかなり短気で飲んだくれなキャラだが、善作に比べりゃ、ちゃんと稼いで教育も受けさせてくれた分、とてもいい父親に思えるから不思議だ。
今時の、子供に甘過ぎる父親もどうかと思うが、あれは善作のような前時代的父親への反発というか、反動なのだろうか。
妻子の発言は認めない、俺がルールだ!みたいな強い父親像を懐かしがって、昔は良かったなどと言う人もいるが、そう言う人は、自分が子供の頃そういう親に抑えられて本当に良かったと思っているのだろうか。
自分がされた理不尽な事は忘れて、自分がそのように家族に君臨したいだけなのと違うのかと。
稼ぎが悪い上に、女子供の人権は認めない、すぐに暴力に訴える男が当主として君臨していたら、そら田嶋陽子みたいな気狂いに近い女尊男卑フェミニストが出て来るのも判る気がした。
うちの父親はあんなんじゃなくて良かった。

思うのは、あのお母ちゃん、本当に罪作りだなあと。
親不孝で子不孝だ。
悪妻は百年の不作と言うが、夫も同じ。
結婚相手はちゃんと選ばないと、子供も不幸になるよ。


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春 紫苑 [MAIL]

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