2011年06月03日(金) |
日本の歌謡シーンの不作を嘆く |
チャンネルを変えたら丁度やっていたので、珍しくミュージック・ステーションを見た。 全く知らない歌手やバンドが多くて、全くの浦島太郎状態の我々夫婦。 見た事も聞いた事も無いがプロとして音楽で食っている訳だから、かなり上手なのかと思いきや、これがまた。 「酷いな……」 「うわ、外したよ」 実に酷かった。 ナントカいう女の子バンドのドラムはそこそこ上手かったが、この子は叩けるだけに、こんな緩いバンドでやってられるか!と内心燻っているんじゃないかなー、もっとガンガン叩きたいんじゃないかなー、と心配してしまった。 実力派はライブで忙しくて、音楽番組に出て来るのはアイドルか下手糞ばかりなのだろうか。 数年振りと言う新曲を引っ提げて登場した観月ありさも酷かった。 スタイルは相変わらず素晴らしいが、肝心の歌唱力が酷い。これは他のプロの歌手に失礼なレベルだ。 ドリカム提供の曲にしてはドリカムらしさを感じないのは、誰でも歌えるぐらいにレベルを引き下げたからだろう。 吉田美和用なら、もっと難易度が高くて、到底観月ありさの手には負えない筈。 音楽業界にも色々と事情はあるのだろうが、こんな内容の無いものばかり出していては、売り上げは下がる一方だろうに。 我々が見た中で、最もまともだったのは、韓国から来た少女時代か。 歌と踊りと日本語のレッスンをみっちり受けてからデビューしているらしいが、あの努力は日本人アーティスト(笑)と芸能事務所も見習うべきだろう。 本当に印象に残らない、つまらない歌ばかりだった。
「ゼブラクイーンの方がずーっと上手いよ。あの子、女優じゃなくてロックやったらいいのに」 と先日「ゼブラーマン −ゼブラシティの逆襲」を観た主人は言う。 劇中、ゼブラクイーンが歌とダンスを披露するのだが、それが素晴らしかったようだ。 クイーン役の仲里依紗(なか・りいさ)は映画の発表記者会見で、歌キライと言ってしまっていたが、それは練習が余りに過酷だったためらしい。 「でもあれっきりでやめてしまうなんて勿体無い。女優なんかよりロックやった方がずっといいよ、絶対才能あるのに」 と頻りに勿体無がるロック中年であった。
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