2010年10月01日(金) |
マンション熱、おさまる |
最近の民放経済系バラエティ番組では、一軒家vsマンション、持ち家vs賃貸、それぞれどちらが良いのかという検証をやっていたようだが、これと言った決定打も無く、それぞれに良さがあるという無難な所に着地したようだった。 死なれると後片付けが大変だから老人はなかなか賃貸住宅を借りられないと聞いているので、いずれは住まいを購入する事になるだろうが、転勤族となるとそのタイミングも難しい。 気候も漸く秋らしくなって、あの死にそうな暑さが引くのと共に、私のマンション熱も下がって来たが、それでも毎日物件サイトを覗いてはいるのだ。 先日はモデル・ルームにも行って、今の所買う予定は無いけれど、防犯面を考えるとやはりマンションがいいかなあと思っていると、海外ニュースが飛び込んで来た。
韓国・釜山の高層マンションで火災 37階建てのマンション4階から出火し、火はあっという間に外壁を伝って、最上階まで炎に包まれたという。 これを聞いたら、一気に針は「マンション」から「一軒家」へ振れた。 考えれば、そうなのだ。 防犯面では優れたマンションでも、地震や火事など防災面になるとトンと弱い。 マンションが倒壊したら、狭い地面で住民が犇めき合う事になるのかと思うとぞっとする。 主人に、 「やっぱりマンションは駄目なのかしら。釜山で燃えたマンションは、壁のスポンジか発泡スチロールに引火して、それで一気に上まで燃え上がったんですって。怖いわね」 と話すと、彼は、ん?という顔をした。 「発泡スチロール? そんなの建物の壁に使うかなあ。日本だったら、燃えないような物を使うと思うけれど」 「あっ、そうか」 流石にそうだよねえ。 数年前に目撃した火災でも、マンションの外壁は煤けただけで、燃えていなかったもんな。 (因みにその火事は、マンション隣の一軒家から出火したもの。あのボロ家の持ち主に賠償金が払えたとは思えないので、きっとその後の外壁補修費は、マンション住民が自腹で出したんだろうなあ。法律的には貰い火だと火元に請求出来ないと聞いた事があるけれど、火元の住人の不始末によるものだったら、賠償させちゃえばいいのに) 日本のマンションは大丈夫なのか。 なら安心した。
でも釜山のマンションも日本のように、上階ほどお値段が高かったら、上階の住民は気の毒だな。 人より高いお金を払ってマンションに入ったのに、少ないお金で済んでいた1〜3階の住民より被害が大きいなんて。
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