いつもの年なら、「連休? 何それ」な我が家だが、今年は主人が閑職に回され、カレンダー通りの休日を満喫している。 とは言え、家に引き籠もりっきりだけれどね。 だって主人が花粉症なんだもの……どこにも連れて行ってくれない(涙)。 しかも薬の副作用で眠いらしく、朝10時ぐらいに起きて、朝ご飯食べて、PCかTVゲームをやって、お昼を遅めに食べたら、寝室に戻って夕方まで寝てしまうという、食っちゃ寝食っちゃ寝生活で、一歩も外に出ていない。 なので私も主人はいないものと見做して、いつも通り家事をして、録り溜めたドラマや映画を観て、趣味の裁縫をして、という生活をしていた。
夜も録画を消化しようと、夕食の席に着いてリモコンで外国の刑事物を再生させた。 そうしたら、開始5分で蛆虫の湧いた腐乱死体が登場。 「これさ、食事時に見るのは一寸……」 と主人が難色を示したが、軽く無視してそのまま続行したら、更に1分後に新人刑事がリバース。 「お願い。食事時はもっと楽しいのを見ようよう。そりゃシオンにはこういうのが楽しいのかも知れないけれどさ、僕は他のがいい」 と懇願されたので、仕方なく停止ボタンを押した。 匂いがする訳じゃないんだから、私は中身が面白いならこういうドラマでも構わないし、主人も平気な子だと思っていたのに。 リアルタイムでは面白そうな番組が無かったので、買ったばかりの鬼平犯科帳DVDコレクションを鑑賞したのだった。
そう、買っちゃったのだ。ディアゴスティーニの鬼平コレクション。 時代劇は結構好きなのだが、鬼平犯科帳に関しては何年か前のスペシャルドラマを観たぐらいで、連続ドラマは観た事が無いのだ。 なので、初回分だけ買ってみたのだが、これは確かにいい。 久し振りに、上質の時代劇を見た気がした。 「これさ、もしかして、2巻以降も買うの……?」 と主人が恐る恐る訊いて来たので、それは無いと言って安心させた。 でも続きは観たいので、ポストで返却〜のDMMレンタルで頼む手配をして貰った。 DVDボックスも出ているらしいので調べてみたが、全9シリーズまであって、それぞれ4〜5万円もするようだ。 全部揃えたら、約40万円ってところか。 流石にこの値段では、「お父さんへのプレゼントとして買っちゃいなよ」と妹を嗾けるのも気が引ける。 レンタルでゆっくり観るしか無いかな。
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