天上天下唯我独尊

2010年06月13日(日) トルコ風ヨーグルト

主人の用事に付き合って、3月まで住んでいた都市に行って来た。
昼前に出掛けて、途中で昼食を摂って、運転は主人に任せて目的地までずっと寝ていた私。
おかしいな、朝は10時まで寝ていた筈なのに、まだ眠いなんて。

用事を済ませて、帰る前に、よく行っていたスーパーに立ち寄った。
商品券が期限切れ寸前だったので、使いたかったのだ。たった100円分だけれど!
ここは飲み物が安いので、それだけ買って帰ろうと思っていたのに、案の定うろうろとあちこち見回る主人。
そして氷菓子売り場の前で立ち止まる。
「アイス食べたいなー」
「でもおうちに着くまでに融けちゃうよ。アイスはまた今度ね」
さっさと帰るぞオーラを出すものの、ごねる主人。
「車の中で食べるからいいの」
「……わかった、じゃあ小さいの1つだけね」
などとやり取りしていると、少し先の乳製品売り場の商品が眼に入った。
「あ、見て。ほら」
私は指差して、主人の注意を促した。
「何?」
「あの容器、貴方が欲しがっていたヨーグルトじゃない?」
それは、昨年の忘年会だか今年の送別会だかの会場で、初めて食べて大層美味しかったと主人が絶賛したヨーグルトであった。
早速そちらの売り場に飛んで確認する主人。
「ね、そうだよね?」
と声を掛けると、じとーっとした目でこちらを見て、明らかに拗ねていた……。
「どうして、僕が引っ越しちゃってから商品入れるんだよ……タイミング悪過ぎだろ」
「さあねえ。意地悪されてるんじゃないのー?」
その後、主人がどうしてもと言うので、ヨーグルトも買ったのだった。

帰宅していそいそとヨーグルトを冷蔵庫に入れる主人。
「シオン、また来月病院に行くんだよね? 帰りにこれも買って来てくれるといいなあ♪」
あーハイハイ、買って来てあげますよ。
でもさ、地元のスーパーに一言要望入れてみるのもいいかと思うよ。一縷の望みを掛けてさ。


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