今日も10:00〜14:00の間、TVに齧り付いていた。 NHK総合で、フィギュア・スケート男子シングルのショート・プログラムを観ていたのである。 女子より男子の方が、スピードも迫力もあって好きなのだ。
五輪で日本人選手を応援しないと非国民みたいに思われそうだが、そんなのは俄かファンがやる事である。 私はスケートは全く出来ないし、ジャンプの種類はおろか何回回っているかすら見分けの付かないド素人だが、フィギュアは子供の頃から観ていて大好きなスポーツだ。 尤も私は、フィギュア・スケートをスポーツとして見ているのではなく、人間の肉体が作る芸術と見做しているのかも知れない。 TV各局でフィギュア・スケートで日本にメダルを!などと言っているのを見ると、非常に不愉快に思う。 勿論、日本人選手には頑張って欲しい。 でも、どんな競技でも、メダル欲しさに上位選手の大コケを願う奴は下種だ。 どの選手だって、この晴れ舞台のために努力を重ねて来たのだ。 それを解らない奴は、生きている資格が無い。 死ねとすら思う。
と言いつつ、棚ぼた当たり前のスノーボード・クロスを楽しく観てしまう私であった。
で、男子シングルのショート。 大興奮の4時間であった。 カーリングのせいで第1グループの演技を見られなかったのは残念だが(カーリングなんてBSで同じ放送をやっているのだから、地上波はとっととフィギュアに切り替えれば良かったのに)、プルシェンコからライサチェクまで、手に汗握って観ていたものだから、終わった時にはすっかり燃え尽きてしまった。 個人的には、ライサチェクが1位かなと思ったのだが、あれで2位とは厳しいなあ。 男子で今季1番好きなプログラムは、ライサチェクのカスチェイ大魔王@火の鳥だが、本日観ていて楽しかったのは上位4人とウィアーかな。 ジャンプが惜しかったのはランビエール。でも溜息が出るほど素敵。 明後日のフリーでは、誰も魔物の餌食になって大コケしませんように、皆が実力を出し切れますようにと願わずにはいられない。
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