土曜プレミアムで、映画「デトロイト・メタル・シティ」を観た。 原作は読んでいないし、映画が公開された時にも興味は無かったが、昨年わうわうで一挙放映されていたアニメ版が面白かったので、主人と楽しみにしていたのだ。 音楽はアニメのオープニングとエンディングで知っていたので、一緒に楽しく歌えた。先にアニメを観といて良かったと思った。 「この曲、デスメタとして案外ちゃんと出来てるなあ……。誰が作ったんだろ」 と主人が呟いたので、その場でネット検索してみた。 「あった。『映画“デトロイト・メタル・シティ”……音楽:服部隆之』」 「え?」 「え?」 よくよく見てみると、服部さんはサントラ担当と思われ、主題歌は違う人が作ったようである……ああ吃驚した。
こういうのは大抵刷り込みが働いて、先に観た或いは読んだ物の方が良いと思うものだが、アニメも映画もそれぞれどちらも良いと思った。 映画は上手にストーリーを組み立ててあったし、アニメのイメージを損なわない配役が良かった。 松山ケンイチの顔は好きではないが、二重人格振りは非常に上手かったし、加藤ローサも以前の大根っぷりが抜けて、大分演技が上手になったような。 アニメよりは大分若かったけれど、社長役の松雪泰子は突き抜けていて、やはり女優は凄いと思った。 いやあ、最後の最後まで楽しかった! しかし流石に、映画だと、資本主義の豚と悪魔玉の出番は無かったか……。
そう言えばKISSのジーン・シモンズは、この映画の撮影のために来日していたから、アプレンティスの最終回の出演が日本からの中継だったのよね。 こんなギャグ映画のために……とトランプおじさんが知ったら、どう思うかしら。
|