2009年12月27日(日) |
キム・ヨナに勝つためには? |
途中からだったが、全日本フィギュア・女子フリーを見た。 本当は女子だけでなく男子の部も、最初から全部見たいのだが、どうも民放だと見る気がしない。 スケート連盟は金欲しさに放映権を売っているのだろうが、それでは昔からのファンの不満は募る一方だ。 さっさとNHKに返上して、フジもテレ朝もすっこんでろ。
それと、もし真央ちゃんがこけたら……と思うと怖かったのだ。 意を決してチャンネルを合わせたら、丁度、武田奈也ちゃんの演技が終わったところだった……ショック。見たかったのに! この子は顔の作りというより、何と言っても笑顔が可愛いのだ。 顔の半分が口になるほどニコニコして滑るので、コーチからは「口閉じなさい」と注意されたらしいが、そのままでいいのよー。 うちの主人などはこの子が大のお気に入りで、 「今年は『ドラえもん』出て来ないのかなー」 と愛称で呼ぶぐらい(失礼)。
最終滑走6人だけを見たのだが、中野選手は今度もフリーで駄目だったかー。 確かNHK杯もフリーでこけた筈。 エキシビションは打って変わって素晴らしかったのに、火の鳥とは相性が悪いのか? 但し、得点は高かった。本人も首を傾げるぐらい。 真央ちゃんに無駄にプレッシャーを与える気か?何か黒い力でも働いているのか?と、変に勘ぐってしまった。
浅田真央選手の得点はそれを上回るものではあったが、余り楽しめる演技ではなかった。 技術的には高いのに、選曲が悪い。誰のセンスなんだ? ショートの曲は昨シーズンのフリーで使った仮面舞踏会、フリーはラフマニノフの前奏曲Op.3-2嬰派ハ短調(「鐘」というのは知らなかった)。 ワルツと重厚という違いはあるが、どちらも短調で短い曲だ。 ショートには使えても、元々が短いのだから、フリーの4分間にアレンジすると同じことの繰り返しになってしまい、非常に間延びしてしまう。 どうせ同じラフマニノフの前奏曲なら、Op.23-5ト短調の方が断然いい。
少し遅いけれど約4分。
テンポは一寸速いけれど、勢いがあるとこんな感じ。
始まりと終わりは行進曲風だが、中間部の流れるような美しさは、スパイラル・シークエンスにもってこいだ。 どちらにしろ、このままではキム・ヨナには勝てないぞ。 オリンピックは参加する事に意義があるのだし、蓮舫みたいにはじめから2位狙いなら、それでもいいけどさ。 でも真央ちゃんには、もっと明るい曲で滑って欲しいなあと思うのである。 その方が、本人にとっても楽しいのではないだろうか。 フリーの演技を終えた時の顔が、達成感と喜びに溢れた笑顔ではなく、安堵の表情だったのが、一寸寂しく思った。
それと、鈴木明子選手、代表おめでとう! 見ていて貰い泣きしそうになった。 パグっぽいと思っていたが、どこぞで「ミニラ頑張った!」という書き込みを見付けた主人が、「なるほど、ミニラか〜」と矢鱈感心していた。 知らないので画像検索してしまったが、女性に対してそれは如何なものかと。
あちこちのブログや掲示板を見ていると、あの選手の顔が嫌いとか、朝鮮人はどうだとか、酷い書き込みを見かける。 これだから俄かは……。 どの選手も、一般人には想像も及ばないほど厳しい練習を重ねているのだ。 結果はいいから、悔いの残らないいい演技をして欲しいと思う。
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