天上天下唯我独尊

2009年09月10日(木) 映画「ローズ・イン・タイドランド」

主人が借りた映画「ローズ・イン・タイドランド」を観た。
またテリー・ギリアム作品である。
「バロン」もそうだったが、子役の女の子が可愛い。
可愛くて演技の出来る子を、よく見つけて来るものだと感心する。
しかし、中身は相変わらずである。
「テリー・ギリアム最高傑作」との触れ込みで、ファンタジー映画らしいが、ファンタジーというよりはキ印系だよね?これ。
まあギリアム作品はキ印ばっかりだからな……。
私は最初の20分で眠くなった。

うわあ……という場面が多いが、イギリスの田舎の底辺なんて、こんなものなのだろう(偏見)。
恐怖の館とか、羊で逮捕とかいう話を聞くと、そう思う。
日本では撮れない映画だ。
この子の親は子供をこんな映画に出していいのかな、この子の将来は大丈夫なのかな、と余計なお世話だが心配してしまった。
唯一面白い場面があったが、そこで私が堪え切れずに笑ったら、主人が目を剥いて言った。
「シオン……ここ笑う場面じゃないでしょ」
「えっ、そうなの? でも面白かったよ!」
感性の違いってやつか。

で、映画自体はどうだったかと言うと、私のような凡人には、正直面白くなかった。
主人は「嗚呼なるほどなあと思った」そうだ。
色々と考えながら観るのって、面倒じゃないかね?
私は単純に、「面白かった!」と言える映画の方が好きなんだけどな。
料理と同じで、「美味しい」と感じられればそれでいい。
食材がどうの、味付けがどうのと、小難しい分析はどうでもいいのだ。
その点、主人は細かい人。
彼は、素材の味が生きているとか、これは何の調味料を使っているのかと探るのが好きなのだ。うわあ面倒くせえ。
最初は吃驚したなあ。この人、食べながらそんな事考えてるの!?って。
美味しけりゃいいじゃん。と言う私は、やはりO型なのだろうな。


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