最近覚えた技で、映画「幸福の条件」を観た。 作り手の拘りもあるのだろうが、映画はどうも無駄に永くて良くない。 どうせ英語なんて聞いても解らんので、字幕が読める程度の早送りで観るのだ。 動きはぎこちなくなるが、時間の短縮になって、実にいい。
で、「幸福の条件」の粗筋は以下の通り。 不況のために、若い夫婦が資金繰りに行き詰まる。 でも親父から5000ドル借りたぜ、これを元手にベガスに行って金を増やそうぜ!という馬鹿夫と、乗っちゃう馬鹿妻。 しかし上手く行く筈も無く、スッカラカンに。 そこに現れしは大富豪、美人の奥さんを一晩貸してくれれば100万ドルやるぜ、と申し出る。 一旦は断ったものの、1億円あればマイホームの夢が叶うよ!とお金のために、妻は富豪と一晩を過ごす。
もうね、「親父からの借金じゃ足りないから、これでベガスで」という発想が駄目。 この時点で、私はこの夫婦に感情移入出来なくなった。 投資やギャンブルってのは、余った金でするもの。 退職金を全部ライブドア株に突っ込んだのに、全部パァにしてどうしてくれる!と怒っていた人と同じで、馬鹿としか言いようが無い。 「貧すれば鈍する」。この言葉が、実にしっくり来た。 妻が帰って来てから、嫉妬に苛まれる夫は一寸可哀相だったが、目先の金に目が眩んだ自分が悪いんじゃん……。 映画は、「大人の恋愛物語」みたいな綺麗な終わり方をしていたが、私には気に入らなかった。 どうせなら、最後の場面で夫に自殺して欲しいなあ。 その亡骸の傍らで泣いて詫びる妻を、ズーム・アウトで撮って終劇。 そう悪い映画ではなかったが、こうすればもっと良くなると私は思った……んだけれどな。 ああでも、若き日のデミ・ムーアのヌードは、なかなかのものだった。
今頃やっと気付いたのだが、BS2で「ダメージ2」始まっていたのか! くそー、最初の2回、見逃しちゃったよう。 3回目からで付いて行けるんだろうか……自信ないなー。
|