今年のお盆は、主人の実家の墓参り。 お墓と財産に関して色々と揉めた経緯があるらしいので、お参りのし甲斐が無いんじゃないかと私は思うのだが、それでも行くらしい。 主人を育てた人達だからお金に執着が無いと思われるのに、それでも相続で揉めたという事は、普通の人なら血の雨でも降ったかしら。 勿論、端から揉めないように手を打っておくのが1番なのだが。
お墓は遠く、日帰りするには厳しいので、宿泊は必須。 どういう風の吹き回しか、今年は皆で旅館に泊まろうと、主人の父が言い出した。 大部屋だったら断る覚悟だったが、主人の両親・我々夫婦・義妹一家の3部屋に分けてくれた。 毎年主人の実家に泊まる度に鬱々とする私のためか、実家にはちょこっと寄るだけで済んだ。お義父さん有難う。 お宿自体は普通だったが、お食事は美味しかった。紫煙に邪魔されないのもいい。 大人6人中私以外誰も酒を飲まないので、ここは私も遠慮すべきかと思っていたが、飲んだらいいのにと主人が勧めてくれたので、有難く飲ませて貰った。 日本酒のジュース割り……ストレートだと飲めない、邪道な酒飲みである。 アルコールが入った途端に上機嫌になる私(笑)。 翌日になったて、上機嫌過ぎただろうかと心配になり主人に訊いたところ、 「うちは誰も飲まないから、皆、不思議な生き物を見る気分だったと思うよ」 と言われた……それは、やっぱり、まずかったという事なのだろうか。主人はそうではないと言うが、やはり心配だ。
まあまあ楽しかったが、甥っ子の行儀の悪さには、毎度の事ながら辟易する。 一体どういう躾してんだよ……と呆れつつ、私には関係ないから、もう知らんわ。 流石に目に余る時にはビシっと言うけれどね。怖いおばさんなのだ。
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