天上天下唯我独尊

2008年03月16日(日) アイロン欲しいな

主人が、
「今度の○日、どこかに食べに行こうか」
と言った。
突然の事に驚いて、私はカレンダーを見ながら訊いた。
「○日って、何曜日? どうしてその日? 何かあったっけ?」
と、ここまで言って、思い出した。

結婚記念日だ。

あっ……と主人の顔を見ると、横目でじと〜っと私を見ていた。
「結婚記念日、覚えていてくれたのね。ありがとう〜」
と言ってみるも、
「シオンは忘れていたんだね。ふーん」
と、冷たい返事。
「い、いや、忘れていたんじゃなくて。結婚記念日は何月何日?って訊かれれば、ちゃんと答えられるよ!」
焦る私に主人は、呆れたように言った。
「普通、こういうのって、夫よりも妻の方が覚えていそうなもんなんだがな……」
「そうね、ちゃんと覚えている貴方は偉いわ。素晴らしい夫よ! でもさ、私も、いちいち『付き合い始めた記念日』とか『初デート記念日』とか、矢鱈記念日を作りたがるウザい女よりはずっといいと思わない?」
そう私が同意を求めたのに。
「さあ……どうかな」

ええ〜っ。
拘り過ぎないのも駄目なのかよ。
でも、逆に言えば、それだけ日々の暮らしに満足しているって事なんだけどなあ。


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