2007年08月17日(金) |
サブプライム問題の教訓 |
最初見た時、意味が解らず、 「サプライム・ローン→供給ローン?」 と頭の中で翻訳してしまい、後で間違いに気付いて、うっかり人前で言わなくて良かったと胸を撫で下ろした。
ニュース番組の解説によると、サブプライム問題とは、アメリカで、裕福ではない層の顧客に住宅ローンとして銀行が貸し付けたお金が焦げ付いて、その債権が金融商品として世界に出回ったために、他の国まで迷惑を被っているという事だ。 一寸違うが、バブルのアメリカ版みたいなものか。
プライム(prime)とは、上等な、という意味。 サブ(sub)が付くので、上等の次、転じて上等ではないという事か。 早い話が、貧乏人が借金をして家を買ったものの、返済出来ないので世界中の債権者が困っているという訳だ。 返済能力が無い相手に「家を売れば返せますよ」と貸し付けたアメリカの銀行が悪い。 しかもその不良債権を金融商品として世界中に売ってしまったのだから、性質が悪い。 よくよく考えれば、それを買う方もどうかと思うのだけれど。 こういう問題が出て来ると、ますます金融商品に手を出す気になれない。 怖くて株すら買えないよ。 やっぱり私の中では、宝籤までが安全ラインだわ。 ギャンブルは怖いよ。 そして、借金も怖いね。 ローンなんてのは、結局借金なのだから。
で、サブプライム問題で我々が学ぶべき事は、これまでにも何度か書いた台詞だが、とどのつまり、
「身の丈に合った生活を」
という事だろう。 貧乏人は、無理して家なんて買ったら駄目なのよ。
そもそも、楽してお金を儲けようとか、欲しい物を借金して手に入れようとかいう考えがけしからんのだ。 ぐうたらな私が言うのもなんだが、やはりお金は、額に汗して得るものである。 野村證券のCMで、金融教育に関するアンケートに、漫画家の弘兼憲史が答えていた。 「お金は流した汗の対価。ゲームの賞金ではない」 全く、その通りだと思う。
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