天上天下唯我独尊

2007年08月15日(水) 冷たい夏の海

この日も、朝からとても暑かった。
主人の実家を車2台で出発して、皆でお墓参りへ行く。
伯父さん大好きの甥っ子は、お祖父ちゃんと一緒にうちの車に乗り込み、しりとりをしながらのドライブだ。
子供なので知っている単語が少なく、甥っ子はすぐ答えに詰まるが、祖父である義父とは違って、我々夫婦は全く容赦しない。

私と妹は歳が離れているが、よく一緒に遊んでいた。
男の子ばかりが続いた後に生まれた従妹は、兄達と勝負事で遊ぶ時は兄達が手加減して、「わあ、マコ(仮名)は凄いなあ」とちやほやされて育ったらしいが、うちは違う。
妹とは、トランプ遊びの「スピード」やオセロや五目並べで毎日のように遊んだが、私は決して手を抜かなかった。
負けず嫌いの妹は泣いて悔しがったが、厳しい姉が「悔しかったら実力で勝て」と言ったところ、妹は実力をつけ、とうとう何回かに1回の割合で私に勝つようになった。
尤も、私の実力がたいした事無かったからなのだが、全力投入して幼稚園児に負けるのは、結構なショックである。

主人の考えは知らないが、そういう事もあり、大人気無いと言われようが、私は子供相手でも全力で勝負する。
勿論スポーツなら話は別だが、頭を使うゲームの場合は、その方が子供も鍛えられて良いと思うからである。

何度目かに甥っ子が答えに詰まったところで、墓地に到着した。
墓参りを済ませ、序でに近くの義父の実家に寄って、皆で主人の祖母に挨拶し、今度は海を目指す。
今年も、甥っ子が海で泳ぎたいんだそうで。
そして今年も、海の水は冷たかったそうだ。
甥っ子は、「もう出る?」と言われても、紫色の唇で「もう一寸」と答えてガタガタ震えながら頑張って泳いでいたが、30分で上がって来た。
陸の日差しは全てをジリジリと焦がすほどに強いのに、海の水には届かないようだ。
海に入らない義父母と我々夫婦は、少し離れた木蔭で義妹一家を眺めていたが、日影なのにちっとも涼しくなかった。
この気温、海水の温度とうまく混ぜてくれませんかね、神様。

帰りは漁港に寄り、お土産に海産物を買って貰って、帰途に着いた。
早速晩御飯に食べたが、新鮮で美味しいこと。
有難いねえ。


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