天上天下唯我独尊

2007年06月19日(火) 後悔

余りのショックで、言葉も無い。

お気に入りの店が潰れた。
経済的な事情もあり、そんなにしょっちゅう外食する訳ではないが、この土地に来て数年、我々にとってお気に入りの店が幾つか出来た。
お酒(果物味のチューハイ)の美味しい創作料理店、中国茶屋、そして印度料理店。
辛い物は苦手だが、ここの南瓜カレーは絶品だった。
豆カレーも、タンドリーチキン(これは辛いが、表面の辛味は主人に取って貰ってから、食べていた)も、ナンも、全てが本格的で、非常に美味しかった。
田舎でこんなに美味しい本格印度料理が食べられるなんて、そうそう無いよ、と主人も言っていた。
遊びに来た妹も連れて行ったところ、非常に気に入って、今度来た時にはまたこのお店に来るんだ〜♪と言っていた。

それなのに。
今日、前を通りがかったら、看板が消えていたのだ。
確かに暫く前から、不穏な気配はあった。
料理店で矢鱈メニューの品数やサービスが増えると、大抵その店は危ないとうちの主人は言う。

 経営悪化
   ↓
 客足の増加&客層の拡大を狙って品数やサービスを増やす
   ↓
 味の質が落ちて客足が遠のく
   ↓
 益々経営悪化

という悪循環になるらしい。
本当かどうか私は知らぬが、経済を専攻したって人が言うんだから、そうなんだろう。
その料理店も、暫く前からバイキング・メニューを出していたのだ。
一応それも食べてみたが、味は落ちていた。
安く上げるためには仕方なかったのだろうが、ファンとしてはがっかりだった。
普通のメニューも食べたが、そちらは相変わらず美味しかったのに。

そんな事があったので、嗚呼この店もそろそろ危ないんだろうか、と思っていたら、これだ。
妹にメールすると、
「だからもっと頻繁に通って、私が行くまで潰さずにおいてって言ったでしょ!」
と返事が来た。
うう、そんなに怒らないでよ。
お姉ちゃんだって悲しいんだからさ。
もう食べられないとわかると、益々食べたくなるこの苦しさ。
もっと足繁く通っておけば良かった〜!


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